スイス留学レポート 戻れる場所がある幸せ ∼Switzerland∼
私にはお気に入りの時間がありました。それは夕食後のおしゃべりタイムです。スイスでの楽しい日常が急に終わってしまうと考えると泣きそうになりましたが、残り少ない時間を笑顔で過ごすと決め、涙を必死にこらえていました。ホストマザーが私を抱きしめ「私達は待ってるからいつでも戻っておいで」と言ってくれた言葉に家族の愛情を感じました。
私にはお気に入りの時間がありました。それは夕食後のおしゃべりタイムです。スイスでの楽しい日常が急に終わってしまうと考えると泣きそうになりましたが、残り少ない時間を笑顔で過ごすと決め、涙を必死にこらえていました。ホストマザーが私を抱きしめ「私達は待ってるからいつでも戻っておいで」と言ってくれた言葉に家族の愛情を感じました。
留学先はスイスに決めました。母の影響で小さな頃から観ていたハイジが暮らすスイスは私の大好きな物で溢れた印象だったからです。大自然の中で自分を見つめ直したかったのです。スイスで「新たな自分探しの旅」がスタートしました。
コロナウイルスによって僕の留学生活は急な終わりになってしまいました。その様な状況で全ての人に十分に感謝を伝えることができませんでした。出会った人にはしっかりその感謝を伝えたいと思うようになりました。
アメリカの多くの人が誰とでも気軽に話します。知り合いだけでなく初めて会った人にもほとんどの人が自分から話しかけたりできるという国民性に驚きました。 初めて学校に行ったときも緊張していた私にたくさんの人が優しく話しかけてくれてとても楽しく学校生活をスタートすることができました。
帰国の日、駅まで送り届けてくれた私のホストファミリーは7人兄弟というとても大きな家族でした。私を本当の娘のようにかわいがってくれたホストペアレンツ、本当の兄弟のように慕ってくれたホストシスターやホストブラザーのありがたさを留学していた時以上に実感しています。
私は、「Sievi」という人口約5000人、需要のない信号は存在すらしない小さな町に派遣されました。正直、小さな町に行ってどんな経験ができるのか不安に思っていましたがそんなに不安がることもなかったな、と思えるくらい素敵な家族や友達に囲まれて毎日を過ごしています。
飛行機の中では今までのことを振り返っていました。最高の家族、最高の友達、学校でした。また様々な思い出に残る経験をすることができました。この留学を通して、自分の人生を楽しくするのは結局自分自身、自分の気持ち次第なんだなと思いました。
世界は本当に大きいと、入国前の飛行機に乗っている時に感じました。でもそれは客観的に見た世界です。インターネットや航空機の進歩によって、世界は確実に小さくなっていっています。
2019年12月25日、一般財団法人 東海東京財団の主催で『「東海東京財団 留学奨学金」授与式および「高校生海外派遣助成」成果報告会』が開かれました。