10ヶ月間のフィリピンでの留学を終え、帰国から間もなく1ヶ月が経とうとしています。
最近では、ホストファミリーを始め、現地の友達や食べ物に寂しさを感じるようになりました。しかし、留学生活を振り返ってみると楽しい経験だけではなく、困難な状況に直面した瞬間もありましたが、全ての経験が自分の考え方や将来の方向性に大きく影響を与えたと感じています。このレポートでは、私が留学を経て大きく変化したところについて振り返ります。

日本文化部のメンバーとソーラン節を踊ったときの写真

1つ目は、「自分」の変化です。この変化は、人脈や考え方、将来の方向性への変化のことを示しており、人脈の観点では、様々な境遇の人たちと出会いました。しかし、現地では人との出会いを待っているだけでは人脈が広がらなかったので、自分から現地の学校の討論部に所属したり、自分の探究活動を広げるためにストリートチルドレンを受け入れている施設の活動に参加したりしました。この人脈の広がりにより、様々なイベントやボランティア活動に招待されることが増え、これにより、私の探究活動のテーマでもある、「子どもの貧困」に対する考え方や探究活動が深まりました。この深まりは、現在の自分の将来の方向性や進路決定に大きく影響していると感じています。

ディベートクラブのメンバーとワークショップ後に撮った写真

2つ目は、「家族」に対する思いや行動に対する変化です。日本では、クリスマスやバレンタインなどの行事を友達と過ごす人が多いと思います。実際、私も留学前は家族との時間よりも友達との時間を優先していました。その一方で、フィリピンでは全ての行事を家族と過ごし、日頃の感謝の気持ちを伝えたり、プレゼントを渡したりします。最初は、そのような違いに慣れませんでしたが、留学の後半には、いつものようにホストファミリーに感謝の気持ちを伝えたり、手紙を書くようになりました。そして、帰国後、真っ先に日本の家族に心からの感謝の言葉を伝えました。

ホストファミリーと旅行に行ったときの写真

帰国して一ヶ月経ちますが、ふとした時に、フィリピンでのとても濃密な思い出が蘇ってきます。改めてこのような素晴らしい機会を与えてくださった寄付者の方を始め、私の留学をサポートして頂いた方々への感謝を忘れず、将来に向けて精進していきます。

三菱商事高校生海外留学奨学金奨学生
2023年・70期 フィリピン派遣 / K.S.さん

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