長いと思っていた11ヶ月の留学生活がついに終わってしまいました。ずっと夢だった留学はもちろん楽しいことばかりではなく、挫折したり孤独に感じたことも多かったと思います。しかし、親元と自分が生まれ育った環境から飛び出し新しい環境と新しい人・コミュニティーに飛び込むことは、孤独を感じる以上にたくさんの人からの愛を感じるものでした。

帰国の日・ホストファミリーと友達
空港に来れなかった親友と最後の別れ

留学が始まって2、3ヶ月の間は、まだ新しい環境になれず、英語にも自信がなく、いろいろなことが重なってホームシックになることも多々ありました。英語に自信がないせいでうまく自分を表現することができず、友人関係やホストファミリーとの関係に悩む時期もありました。
そんな時、自分はこのままじゃだめだ、こんな状態のまま私の留学生活を終わらせたくない、と強く思い、自分がどんな関係を友達とホストファミリーと築き上げたいかを具体的に考えるようになりました。今まで自分ができていなかったこと、良い留学生活を送るために自分がこれからできること、全てノートに書き出し自分は変わるんだと決意しました。
それから、驚くように毎日が楽しくなり、積極的に人と会話する機会が増え、結果的には自分の英語にも自信を持つことができるようになり、それからの留学生活は自分が夢見ていた、それ以上のものとなりました。

Goodbye party

留学生活を終えた今、私は沢山の人から沢山の愛をもらったなと感じています。AFSというコミュニティーが出会わせてくれた世界中の友人、ボランティアの方々のサポート、私の未来を信じて奨学金を給付していただいた三菱商事の方々、私が帰国する時に涙を流してくれる友人、そして私の留学生活を支え、沢山のことを経験させてくれたホストファミリー、全ての方々からいただいた優しさを感じるたびに私は、沢山の人から愛をもらった幸せ者なんだなと実感します。
私一人では絶対に実現することができなかった、この素晴らしい経験をサポートしてくださった全ての方々に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます。

AFS支部での最後の集まり

そして今後AFSを通して留学する後輩に伝えたいことは、全ての人に感謝を忘れないことです。
もちろん、自分の言葉で伝えることが一番大切です。些細なことでも、毎日感謝を伝えることを忘れないでください。自分が見えるところだけではなく、裏でもずっとあなたのことを支えてくれている人がいることも忘れないでください。
また、素直になることも大事です。自分だけで溜め込みすぎず、ホストファミリーや友達、AFSの方に相談してください。素直になることは難しいことかもしれませんが、素直になることや相談することは相手を信頼しているという姿の表れでもあります。ぜひ、周りの人を頼って良い留学生活を送ってほしいです。

AFS支部最後のハグ

三菱商事高校生海外留学奨学金奨学生
2023年・70期 アメリカ派遣 / A.F.さん

三菱商事高校生海外留学奨学金

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