こんにちはみなさん、ね々です。去年の8月にイタリアから来た留学生です。
もう知ってる方も多いと思いますが、私はハーフです。なので、「いつでも来れるのになんで日本に留学?」て言う質問があるかもしれません。今まで良く知っていなかった自分の母国、日本で過ごした、この留学は私にとって本当に貴重な経験でした。
留学をするのは高校生にはとても基礎的な経験だと思っています、それによって世界のビジョンがもっと広がるからです。でも私にはこの理由だけで留学をすることを決めたのではありません。
東京に生まれて、2歳からずっとイタリアに住んでたので、時々日本に来てても日本のことあまり知らなかったです。
高校に入ってから自分の一部が空っぽだったのを感じ始めて、その欠けていた部分を調べる必要がありました。それができたら、もっと個人的に考える自分と世界から見たときに、自分はどこのポジションに存在しているのかということを知って、もっと自分自身を理解することができるかもしれないと思いました。
成功したんかな?はい、でも今は、たくさんのことを経験したことで、さらに知りたいことが増えました。
奈良にこの留学をできて本当によかったです。奈良は日本の起源の中心地なので、私の起源についてもっと学ぶのにここより良い場所はなかったと思います。
日本の高校生のように生活したいという夢をかなえました。毎朝電車に乗って学校に行ったし、部活に入ったし、毎日遅くまで練習したし、もっと自由に動き回ることと1人で出かけるようになったし、コンビニにたくさん行きました。そこでお金を使いすぎました。
生魚も食べれるようになったし、おいしいものをたくさん食べて、伝統やさまざまな祝日がどのように祝われているのかを知りました。
3つの異なる家族のライフスタイルを知る機会があって、初めて都市での生活を体験することができたし、イタリアの田舎の現実と日本の田舎の現実を比べることができました。
奈良に来て田植えをするなんて思ってなかったし、奈良に来てこんなにスターバックスに行くとも思ってなかったです。私にとってこの上ない完璧な体験でした。
私が最初から好きで本当にユニークだと思うことは、奈良市の街が自然と共存しているところです。
知られてない小さなカフェに行ったり、学校帰りに暗い中を歩いたり、電車の中で音楽を聴いたり、日本の生活の色んな場面を見れたことは本当に良かったです。
たくさんの友達を作れたし、関西弁をうつされたし、クラスで修学旅行に行ったし、毎日を
「おはよう」と友達とおしゃべりで始まったし、電車の中で寝たし、駅で迷子になってしまったりしたし、電車を乗り換えるために走ったし、雪の日でも、炎天下の下でも、飛鳥駅から学校まであるきました。
たくさん笑って、泣いて、泣くまで笑いました。素晴らしい場所、景色、現実、夕焼け、月を見えました。
この経験の中で、多くの人々と出会って、多くの異なる文化を知ることができました。名前しか知らなかった国について想像もしていなかった発見ができて、世界中にたくさんの友達ができました。
留学生の友達にとても感謝しています。私が日本で良い毎日を送れたのも、たくさんのことを知れたのも、世界への窓として彼らがいてくれたから、彼らの存在はとても重要で素晴らしいことだと感じました。
この経験をさせてくれて、自分を探したいことを理解してくれた両親に本当に感謝しています。先生方、私を支えてくれたすべての人、サポートしてくれたたくさんの人、そしてホストファミリーに本当に感謝しています。そして何よりも、この旅の間、私を歓迎して家で迎えてくれた奈良県にとても感謝しています。
1年があっという間に過ぎました、あと2週間で奈良を離れると思うとさみしいですが、たくさんのお土産話と、世界がどのようなものかをもっと意識してイタリアにもって帰ります。
日本に絶対に戻ってきます。やっと、この土地がさらに私の一部になりましたが、今はただ「ありがとう」と伝えたいです。GRAZIE。ご静聴ありがとうございました。
(送別会スピーチより)
2022年8月~2023年7月 AFS年間受入生
イタリアより/奈良支部
アントニア(ね々)さん