フランスでの日々も五ヶ月が経ち、私は少しずつフランス色に染まってきています。
初めに、私の留学生活を支えてくれる全ての方に感謝を伝えたいです。Merci infiniment(ありがとうございます)
この留学は、私が初めて自分の夢を自力で掴んだ大きな一歩です。留学を決意した日から今日まで、沢山の挑戦と経験がありました。

友達とレンヌに訪れた時

私は今、北仏に位置するブルターニュ地方という場所にホームステイしています。ブルターニュの町並みは美しく、まるでヨーロッパのおとぎ話の世界に迷いこんだかと錯覚してしまいます。
そんな素敵な町での生活の中で、私が一番変わったなと実感したのは、自分の心との向き合い方です。

友達の誕生日パーティーに参加した時

フランス人は、自分の意見をしっかりと持っていて、Oui(はい)・Non(いいえ)をはっきりと意思表示する印象です。私は、日本にいたときのように「周りに合わせて空気を読む」行動を自然としていました。日本では尊重されていても、フランスの文化では通じません。初めは戸惑いましたが、自分に素直になることで周りと馴染めるようになりました。また、フランスでストライキが多いのもこの国の国民性がよく現れていると思います。このようにフランスでは、個人の意見や主張を大切にしているように感じます。

クリスマスをホストファミリーの親戚と一緒に過ごした時

さらにフランスには私が大好きな食文化があります。フランスでは、食事と団らんのための時間をたっぷりと取ります。週末や特別な日にはl’àpèroと呼ばれる、飲み物と軽食と一緒にお喋りをする時間から始まります。この時間に学校や友達のことをホストファミリーに話して料理と団らんを楽しむのです。彼らとの食事中は、よくフレンチジョークが飛び交います。

ビトレのお城を訪れた時

五ヶ月が経った今、一人のフランス人として留学生活が送れているなと感じます。もちろん、毎日がキラキラしているわけではありません。しかし、失敗も悔しい思いも、この留学生活全てが最高な異文化体験だと思います。AFSで学んだことは将来、世界に貢献するときに活かします。あと残り半分ですが、感謝の気持ちを忘れず一日一日を大切に過ごします。

三菱商事高校生海外留学奨学金奨学生
2022年・69期 フランス派遣 / Y・Rさん

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