ドイツにきてちょうど半年程が過ぎました。 見るもの全てが新鮮で、発見ばかりの刺激的な日々を送っています。

私がドイツにきて一番よく感じることは、世界は数えきれないほどたくさんの優しさで溢れているということです。

辛い、逃げたいと感じることはたくさんありましたが、何か困ったことがあると、ホストファミリーや友人が本気で解決策を一緒に考えてくれたり、いつも自分のことを気にかけてくれたり、来てばかりの頃まだひよこレベルのドイツ語しか分からなかった私に、紙に書いて何度も教えてくれたり、見返りを求めない周りの人の優しさに何度も救われてきました。そのような経験をするたびに心を打たれ、前を向くことができました。

学校で初めてできた友達と一緒に遊びに行った日に撮った写真です。まだこの時は少し緊張していました。

初めはドイツ語を話すことが怖くて仕方がなかったのですが、周りの人たちのおかげで自信がつき、今はドイツ語を話すことが楽しくて仕方がありません。

ドイツにきて自分が変わったなと思うことは辛いことに対する考え方です。日本にいた頃の自分は辛いことがあったら辛いことから逃げる方法ばかり考えてきました。しかしドイツにきてから辛いことに毎日のように直面する生活の中で、どうしたら改善できるのか、どうしたら楽しめるか、と言うことを考えて、努力したり挑戦したりできるようになりました。

ホストファミリーと一緒に動物園に行った時の写真です。

また、自分の意見を言うことを躊躇ってしまうことが多かった自分ですが、いつでも自分の意見を堂々と言うドイツ人と毎日一緒にいることで、自分の意見を言うことに対する恥じらいや、間違えることを恐れる気持ちが段々と薄くなってきています。

そして日本を離れ他の国で生活することで、日本のことについて考えることが多くなり今までは発見することができなかった日本の良さにたくさん気づくことができ、自分の国がさらに好きになりました。

あと留学生活も残り半分。あっという間に過ぎてしまう時間の中で自分にできる精一杯のことをして、日本に帰った時に後悔などひとつもなく成長した自分でありたい。そのために、時間を大切にして自分らしくいろいろなことに挑戦していこうと思います。

ハンガリーからきた私と同じAFSでドイツに留学中の友達です。彼女とは英語を使わずにドイツ語だけを使って話す約束をしていて、一緒にドイツ語の勉強をがんばっています。

最後になりましたが、この留学のチャンスを与えてくださった三菱商事の皆様、支えてくださっている多くの方々へ心より感謝いたします。

三菱商事高校生海外留学奨学金奨学生
2022年・69期 ドイツ派遣 / Y・Mさん

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