私は、奨学金を頂いて、2022年4月からタイに留学しています。留学生活が始まって、もう4ヶ月が経とうとしています。新しい環境の中暮らすことは、日々新しい発見があり何もかもが新鮮で面白いですが、始めの1カ月は慣れるのが大変でした。

学校初日に、集会でホストファミリーと挨拶をしました

5月からいよいよ学校生活が始まり、人見知りな私は本当に友達ができるか心配でしたが、そんな心配を吹き飛ばしてくれるように沢山の人が声をかけてくれ、あたたかく歓迎してくれたことがとても嬉しかったです。
日本の学校とは、ルールや生徒の雰囲気が全く違って、学校でアニメキャラクターのコスプレをしていたり、私の所属する日本語クラスでは法被を着ている生徒までいたりします。男子がスカートを履いていても、メイクをしていても、タイではそれを当たり前のように受け入れ誰も否定しません。日本で他人の目ばかり気にしてしまい、生きづらさを感じていた私にとって、これはまさにずっと体験したかった雰囲気でした。
ホストファミリーや先生方、周りの友達の支えのおかげで、クラスメイトとお互いに質問し合ったり、行事に参加して浴衣を着て踊ったりなど、充実した学校生活を過ごせています。

学校の行事で、クラスメイトとステージでパプリカを踊りました

文化の違う国に住むことは思った以上に大変で、思った以上に楽しいものでした。
留学生活は決して全てが順調に進んだとは言えませんが、失敗も含めて留学の経験であり、既に多くのことを得ることが出来ていると思います。
その中でも、一番自分の中で変わったと思うことは考え方です。「微笑みの国」タイには、大丈夫、気にしないでという意味のある「マイペンライ」という言葉があり、留学中この言葉をよく耳にします。私は今まで何かをする時、完璧でなければならないと失敗を恐れていましたが、タイ人がよくマイペンライと言うように「間違うことは恥ずかしいことじゃない。多少失敗しても気にしない」と、タイで生活するにつれて、細かいことは気にしないようになれたと思います。これが一番大きな変化かもしれません。

ホストシスターとアユタヤで象に乗りました

私は、自分を変えたいという思いで留学に挑戦しました。時には、異国の地でやっていけるのか不安になることもありましたが、今は勇気を出して挑戦して良かった、タイに来て良かったと感じています。
このような素敵な体験が出来ているのは、奨学金で応援してくださっている方々、AFSの皆さん、ホストファミリー、学校の先生や友達、日本にいる家族の支えのおかげです。最後まで感謝の気持ちを忘れず、これから残りの留学生活をより充実したものにし、ホストファミリーやホストスクールに受け入れて良かったと思ってもらえるよう、1日1日を大切にしながら頑張ろうと思います。

AFSのキャンプでイタリア人留学生のみんなとムエタイを体験しました

三菱商事高校生海外留学奨学金奨学生
2022年タイ派遣 M.A.さん

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