半年と少しが経った今、私はこの国で生活をし、異文化を肌で感じることができることに感謝しています。
学校は現地に来て1週間後に始まりとても緊張しパニックになって、初日は聞き取ることもやっとでした。しかし同時にまず成長を感じられたものがリスニングでした。初めは友達の会話がほとんど雑音に聞こえ、会話をしてもつづくことはなく話題についていくことはストレスの一つでした。
私のホストマザーはドイツに一年留学経験があり、よく話を聞いてアドバイスをくれたり共感してくれる素敵な存在で、なにかあるとよく伝えて共感してもらっています。その会話がスピーキングを伸ばす一つのきっかけとなったので感謝しています。
次に、テニスチームのメンバーとコーチに感謝しています。ある時、メンバーと留学のシステムについて話したときに、「国だけ選べるんだよ。」と伝えると、「全く知らないところに行ったり、知らない人の家に一年住んだりする決断力は僕にはないからすごいね!」と、とても関心され、そこでこれが大きな決断など感じることができました。
今までこれができないとネガティブになっていた自分がいましたが、大きな決断をしてここに来たんだと気づかさせてくれたメンバーは、チームで日本に行くからね!などと言ってくれたりしています。テニスのメンバーはありのままの自分を受け入れてくれるので、メンバーの前では常に素の自分を出すことができ感謝しています。
日本に住んでいるときは将来の夢について考えるものの、パッとせずそのまま時間が過ぎていました。現地の人は、小さい時からたくさんの選択肢をもらって生活してきたようで、そのため進路がはっきりしています。大学に行くのか、就職するのか、自営業を継ぐのかなどさまざまですが、みんながはっきりとした答えをもっていることに驚きました。
ここに来てまだ答えを出せたわけではないですが、なにもない状態からしたいことがたくさんある状態になることができました。残り4カ月人への感謝を忘れず有意義な時間を過ごしたいです。
森村豊明会高校留学奨学金奨学生
2019年派遣/AFS 66期 アメリカ合衆国派遣 伊藤プラダハン るな
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