私のドイツ留学は順調とは言い難いスタートだった。

ハンブルクの友達と

ハンブルグでのホストファミリーとの間にはコミュニケーション・食事など様々な問題を抱えた。母国とは違う環境の中、これが文化なのかこの家のものなのか判別がつかず一人悩んだ。こんなはずではなかった。日本に帰りたいと思い何度も枕を濡らした。思い詰め、空港の手続きカウンターに足を運んだこともある。
ファミリーの都合で秋休みの間10日ほどホストチェンジをした。その時、今のファミリーが全てではないと知った。環境を変えよう。そう思いドイツに来て2ヶ月半後にホストチェンジをした。

Opaの家でジェンガをして遊ぶ

ベルリンに到着し、今のファミリーに迎えられた。ファミリーはいつも私を暖かく見つめ、支えてくれている。マザーは拙い私のドイツ語をいつも最後まで聞いてくれる。ブラザーとはよくケーキを作ったり、ボードゲームを遊んでいる。ファザーは美術館に行こう。と引きこもりがちな私を連れ出してくれる。学校が上手くいかない日があっても家に帰ればファミリーがいると思えるだけで毎日は幸せだ。迎えてくれた家族には感謝しかない。

マザーと環境デモに参加

ドイツに来て5ヶ月が経過した。辛いことがたくさんあった。当たり前の日常は当たり前ではなかった。日本での常識は通じない。自分をアピールしなければ誰も私には興味を持ってくれない。その度に自分自身と向き合い、こたえを探す。異文化理解は生易しいものではない。目に見えること以外にも感じる無意識の異文化・習慣・慣習があり、それが受け入れ難く感じることもある。

ドイツ歴史博物館の前で

私がドイツ生活にて学んだことはJust do it.思いついたらやってみるしかないということ。旅の恥はかき捨てである。外聞を気にせずとにかく行動する。時間は有限であり、気づけばもう留学の折り返し地点だ。更に自律心をみにつけ、ドイツという国と人を肌で感じたい。日本の家族、ドイツのファミリーや友達などへの感謝を忘れず、私はまだまだ成長する。

ドイツStad でフランスから派遣された友達と

森村豊明会高校留学奨学金奨学生
2019年・AFS66期 / ドイツ派遣 天野 琳日

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