今回のレポートは本当は帰国してから1ヶ月以内に提出する予定のレポートで7月8月に書く予定だったものなので、2月にレポートを提出してから、1ヶ月ほどしか現地で過ごしていないため、新しいことを書くのは難しいです。だから、早期帰国になるまでとなった後の流れを書きたいと思います。
最初、コロナは中国で発生して、日本に入ってきて流行り始めていた頃はヨーロッパでコロナはアジア人が持っているというイメージを持たれてしまって街を歩いているとコロナと言われてしまうことも数回ありました。周りの派遣生も経験した人は多いと思います。でもその中でも助けてくれる人もいるし庇ってくれる友達もいました。その暖かさが私はとても嬉しかったです。
その頃はまだヨーロッパでもあまり流行っていなくて早期帰国になるなんて思ってもいませんでした。でもイタリアが早期帰国になって次々と帰国の国が決まっていって、ドイツも時間の問題だなと思っていました。
私の州はちょうど休暇中で学校はありませんでした。みんなに会ってから帰国したいなというのは私の最後の願いでした。でも、それが叶うことはありませんでした。
早期帰国が決まりましたというメールを受け取って荷造りをはじめていて、支部から連絡があり1週間くらいはかかると言われていて、その間にできることをやろうといろいろ準備していました。家族と一緒にいれる時間もあと少ししかないから出来るだけいようとか荷造りもしなきゃいけないからと朝4時5時までやっていました。
そしてメールを受け取って1日後に飛行機が決まりましたというメールが届きました。そのメールを読んだら明日の夜の便だと書いてありました。私はそれを見た時に一瞬どういうことか分からなくてカレンダーを見ました。それでもそのメールが指定している日は明日でした。帰国が決まってから3日で飛行機に乗るというハードなスケジュールで荷造りもホストファミリーに手伝ってもらったり本当にバタバタで現地を出ました。もっと感謝を伝えたかったし、友達にもきちんとお別れを言いたかったです。これが私の心残りです。
涙も出ないくらい一瞬のことであっという間だったなぁというのが本音です。
ウイルスのせいでというは誰かを責めることは出来ないと分かっていますが、とても悔しいしやりきれないと思います。
このレポートは本来、経験などをもとに感じたことなどを今後留学する子たちに向けてのレポートなのにこんなことしか書けなくて申し訳ないです。
2019年・AFS66期 / AFSボランティア奨学生
ドイツ派遣 渡邊 莉子
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