二年前、家族旅行で訪れたフィンランドに私は今留学しています。
それまで留学をするつもりはなかったのですが、ここに来たら何か自分を変えられるのではないかと思い、勢いで決めました。人見知りの私がなぜそんな勇気が出たのかわかりませんが、今はその決断をしてよかったと本当に思います。
折り返し地点を過ぎた今、自分が変われたとは正直まだ言えませんが、視野を大きく広げてくれたここでの生活を紹介したいと思います。

誕生日パーティーを開いたとき

最初に驚いたのは、人々と自然の距離の近さです。私はヘルシンキに近い都市部に住んでいますが空気がきれいで、動物がたくさんおり、豊かな自然に囲まれています。犬の散歩中に鹿と遭遇したり、森の中のランニングコースで体を動かしたり。冬になるとそこでカントリースキーをしている人もいます。
出身地の北海道も自然豊かですが、私にとって森は安全ではなかったので、フィンランド人の自然を多く取り入れる生活に驚きと素晴らしさを感じました。

ホストマザーが森で採ってきたキノコ

学校では親切な先生と友達のおかげで、楽しく授業に参加できています。そして、なんといっても私はこの国の授業スタイルが大好きです。
フィンランドは高い教育水準を持つ国と言われていますが、日本とは全く違うものでした。授業を自分で選んだり、パソコンでレポートを書いたりと大学のような感じで、生徒達はとてもリラックスしながら勉強します。

夏の体育の授業

自由に席を決めたり、バランスボールに座りながら受けたり、何に関しても自由で、校則などありません。それで授業に集中できるの?と思われるかもしれませんが、生徒達は積極的に授業に参加し、わからないことはすぐに先生に質問したり、友達と確認しあったりしています。自由なスタイルが生徒の積極性を生むのだと強く感じました。

秋に撮った学校の登下校の道

他にも、ここでは伝えきれない多くの経験からたくさんのことを学ぶことができています。これは私を奨学金生として受け入れ支援してくださっている方々、フィンランドと日本の家族や友達、AFSボランティアなど多くの支えがあってのことです。
残りの時間も感謝を忘れず、精いっぱい楽しみたいと思います。

AFSどさんこ奨学金奨学生
AFS65期生 フィンランド派遣 / 平山奏恵

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