今回の留学の目的としては言語習得はもちろんのこと、外国の文化を学び、外国の人々と関わり世界に通用する視野の広さや多面的な考え方を身につけるということを一番に掲げています。
他の留学生と比べて一足遅い第二出発でドイツに到着し、到着当時はやる気や意欲に満ち溢れており、積極的に自分からホストファミリーに話しかけるなどしていました。
しかし、いざ留学生活が始まり少し経つと、やはり言語の壁や文化の違いに心が折れそうになることが少なからずあり、SNSに逃げてしまうことがありました。そんなことをしていても自分の目的を達成することが出来ないということは理解していたのですが、どうしても自分に厳しくできずに無駄な時間を過ごすことが多くなっていきました。
そんなときにホストファザーとニ人で話すことがあったのですが、そのときにファザーから“Was möchtest du machen?“ 何がしたいんだ?と聞かれました。
僕のホストファザーもAFSを通して留学していたことがあり、自分の留学生活中に特に念頭に置いていた「自分がいったいこの留学で何がしたいのか」ということの大切さを教えてくれ、そこから自分の考え方が変わりました。
この話以降、自分のしたいことを書き出したり声にだしたりしてそれをするにはなにが必要かを考えるようになりました。例えば、せっかくドイツにいるのだからいろいろな場所を巡りたいと思い、一人で行くのではつまらないので、自分から友達を誘うようになり、そこから話題もできて色々なことを話すようになりました。こういったことがきっかけで友達もどんどん増えていき、どんどん留学生活が楽しくなっていきました。
さらに、ドイツのギムナジウムにはPraktikumという職業体験があります。自分はそれに参加し、3週間の間altranという会社で職業体験をさせていただきました。そこで、いろいろな方と関わり学生とは違った社会人の考え方なども学ぶことができ、より自分の目的に近づけました。
あと4ヶ月と残り少なくなってきた留学生活ですが、これからは今まで以上に楽しみ、自分の目的を達成するためより有意義に過ごしていきます。
AFS65期 ドイツ派遣 / AFSボランティア奨学生 山下 侑真
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