帰国してから半年が経ち、日本の生活にもすっかり慣れてきました。しかし、ボリビアに留学していた1年間は私の18年間生きてきた中で1番濃く、私の心の中には今もボリビアがあります。
私のホストファミリーは英語が誰も話すことが出来ず、最初は拙いスペイン語と翻訳機を使いジェスチャーを用いて何とか意思の疎通をしていました。ずっと付きっきりでスペイン語を教えてくれ、留学3ヶ月目にはスペイン語が自然に話せるようになりました。
また、ホストマザーには息子しかおらず、女の子が初めてだったので本当の娘のように接してくれ、一緒にダンス教室にいったり、2人で旅行もしました。 寝る前にはいつもマザーの寝室に行き、2人でおしゃべりしていました。
また、ホストブラザーは私と歳が近く、登下校を一緒にしたり、宿題を手伝いあったり、休日には映画鑑賞したり、彼のサッカーの応援にも行きました。近所の人にも本当の兄弟かと勘違いされるくらいに仲良くなり、私には歳の離れた兄しかいなかったので、歳の近いブラザーができて本当に嬉しかったです。
血が繋がっていないのにも関わらず、沢山の愛を注いでもらい、時には喧嘩し、悲しい時もありましたが、それが私にとっては本当の家族のような存在でした。無償で1年間ホストしてくれたファミリーには本当に感謝しています。
私が留学していて特に感動したことは、帰国する直前にクラスメイト達が私のためにパーティーを開いてくれたことです。私が留学中に誕生日を迎えることができなかったので、ある日「ボリビアで誕生日を迎えたかったな~」と友達に言ったことがあり、そのことを覚えていてくれた友達が誕生日パーティーを開いてくれたのです。 その時に言ってくれた一言が「日向子とのお別れパーティーは僕達はしたくない。さよならじゃなくてまたねだからね!だから今日はひなこの誕生日パーティーをしよう!」と。その時に最初は言葉がわからないので授業もわからず、クラスメイト達とも話せず、学校が楽しくないって何度思ったかわからないけど、言語を必死に勉強してクラスメイト達とも自分から沢山話しかけるように心がけて…沢山努力したから素敵な友達たちが出来たのだなと思いました。
その時に初めて自分に頑張ったねと言えました。
そして、帰国してからもクラスメイト達と頻繁に連絡を取り合っています。先日、私のホストスクールで卒業式が行われたのですが、その際に私にビデオ電話が掛かってきて、出てみると卒業式の最中でした。クラスメイト達は「ひなこも一緒に卒業式にでないとね!」といって、卒業式の間ずっと電話を繋いでくれ、私も卒業式に参加することができました。
自分が留学に行く前には現地の人とこんなに素晴らしい関係を築くことができるとは思ってもいませんでした。この関係性は私が歳をとっても続けていきたいと思います。
ボリビアという素敵な国に留学をすることができ本当に良かったです。そして、私の留学に関わって下さった人には本当に感謝しています。この感謝の気持ちを忘れず、いつか恩返しが出来るように努めていきたいと思います。
本当にありがとうございました!
Muchísimas gracias por todo!!
AFS64期 ボリビア派遣/ 本間日向子
▼高校生・10代の年間留学プログラム
ボリビア年間留学情報 ボリビア国別情報