まずホンジュラスへの留学を考えている皆さんに1番知ってほしいのは「街中を歩いても死にません。」ということ。
おそらく最大の疑問だったであろうことを最初に片づけてみました。

私が約10か月間を過ごしたシグアテペケ市や、学校生活については途中報告のレポートでも触れたので若干省略します。
ちなみにあんなに太らないと意気込んでいた私でもがっつり胃袋つかまれてしまいました。しっかり6kg蓄えました。
ソールフードはBaleadas。

<Baleadas。素朴な見た目に反して激うま。もちろん肉もがっつり食べますよ~~>

学校は朝7時から12時40分まででしたがこれは私の学校が特別早く終わっていたらしく、通常は2時頃らしいです。
ホストファミリーは裕福層である場合が多く、お手伝いさんがいるのも一般的でした。
個人的にホストよりもお手伝いさんといた時間のほうが長いかもしれないです(笑)。

<学校の校舎と風景>

留学中は、今まで気づくことのできなかった、当たり前だと思っていた、人が私に与えてくれる日常の中の小さな優しさに支えられてきました。
たった一言のおはようで救われた日もありました。
ホンジュラスって挨拶をすごく大切にする国です。知らない人でも街中ですれ違えばこんにちは。店員さんとも世間話して。当たり前のことかもしれないけど、おはよう、ありがとう、ばいばい、なんてさりげない言葉が(私が救われたように)誰かの1日を少しでも明るくできたらなと思って日本でも意識するようにしています。

私は留学帰国直前から帰国後にかけて留学の意味を考えるようになりました。
留学って聞くと「意識が高い人」がやるとか、「世界平和を実現したい」、「グローバルリーダーになりたい」とか偉大な目標を持って挑んでいるように思われがちな気がします。でも私は留学にはもっといろんな形があると思うんです。
ただ「自分」が成長する、「自分」のために行く留学があってもいいんじゃないでしょうか。
確かに私たちは日本国民、地球市民(そして留学という機会を与えられた者)として大義のために尽くす義務があるかもしれません。しかし自分を救えずに世界なんて救えない、自分を愛せずに他人なんて愛せないと思うんです。
ならまず「自分」のためだけに生きたいと私は思います。それがまだ許されているのは今高校生である私たちの今ではないでしょうか。

とりあえず私は留学というツールを使って本当に大切なことを学ぶことができました。
留学に行くことは誰でもできますが、そこから何に生かせるかが本当の留学の可能性だと思うのでよりよい自分、私が私であることに胸を張れるような自分を目指してこれからも日々精進し続けていきたいです。
ここまで本当に多くの人に支えられてきました。感謝の思いで胸がいっぱいです。ありがとうございます。

2017年6月 AFS公益財団法人設立記念奨学金
AFS63期 ホンジュラス派遣/ 木許 亜耶

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