私は今ボリビアに6カ月間住んでいます。その6カ月の間でボリビアと日本の文化の違いなどを感じながら色々な経験をしてきました。
私がボリビアの文化で一番困っている事は食事です。ボリビアの食事は基本的に野菜を食べず、肉中心になっています。
私は野菜をどうしても食べたかったため、ホストマザーにお願いして私のためだけのサラダを作ってもらえるようになりました。
逆にボリビアの文化に助けられていることもあります。それはボリビア人のフレンドリーな性格です。この性格のおかげで今私は沢山の友達に囲まれて生活しています。
友達は学校だけでなく近所の店の店番をしてる人、一緒にテニスをしている人、タクシーの運転手、よく行くジムにいる人など、様々なところで作れました。その友達たちは毎日遊びに誘ってくれるため、暇のない生活を送ることができています。
そして私は、この留学生活で自分の成長のためにルールを定めました。それは、一日に一回は外に出て家族以外の人とコミュニケーションをとるということです。
このルールはとても簡単なことですが、私の留学生活を成功させるためにはとても重要なことです。このルールのおかげでボリビア人のいろんなことがわかったり、新しい友達を作ることの面白さを知ったり、友達に「そうたは親友だよ。」と言われたりと充実した留学生活を送れています。
しかし、ボリビアで生活していて、人種差別を実感したこともあります。それは、道を歩いている私に対して知らない人がいきなり「中国人だ、汚いからこっちに来るな。」と、けなした言い方で呼んできたことです。私はものすごく嫌な気分になりました。そして、もし私が本当に中国人だったら、もっと嫌な気分になっただろうなとも思いました。
このような経験をしたことで絶対に人を嫌な気持ちにさせるような言葉を言いたくないなと思いました。
この6カ月間は、今までの人生で一番濃い時間になりました。残りのボリビアでの時間も、私の留学を応援してくださっている方々の期待を裏切らないような、有意義な時間にするために、色々な経験をしていきたいです。
2017年3月 公益財団法人設立記念奨学生
AFS63期 ボリビア派遣/ 岡田颯太
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