rep20161124-nz01
ホストマザーとホストマザーの妹さんのお家を訪ねた時

思い返してみるとここまでの道のりは長かったようで、あっという間だったというのが今の正直な心情です。

AFSの方からニュージーランドへの留学が決まったという合格の知らせを頂いたときの、なんとも言えない嬉しいような、その反面ではまだ自分の幼さに不安を覚えた、そんなような気持ちだったのは鮮明を覚えています。

私は、日本にいたときからかなり恥ずかしがり屋だったため、最初の1ヶ月間はホストファミリーと話すのにも、とても緊張していました。
そのうえ私のホストファミリーは南アフリカ出身のため、アクセントの強い英語に慣れるのにはかなり時間がかかり、なかなか聞き取れずたくさんの迷惑をかけてしまったこともあります。
そんな私にホストファザーとマザーは留学初日に「今日からここがあなたのお家よ。」と言ってくれました。
また、私が熱を出したときにはそれに効く飲みものや食べ物を作ってくれたり、赤の他人である私を本当の娘のように扱ってくれ、その温かみには本当にどう感謝して良いかわからないほどです。

また、ニュージーランドにはイギリス系の人々だけでなく先住民のマオリ、フィジーやトンガなの諸国出身の人、もちろんアジア人や、ヨーロッパ出身の人もたくさんいます。
そのため、私は学校でたくさんの国籍の子と友達になることができ、学校生活は本当に充実しています。

rep20161124-nz02
AFSの同じ支部の留学生と

また、私の学校の先生方は私のような交換留学生にも、とても優しい対応で迎えて入れてくれました。
ある時私が地理の授業で専門用語を分からないのを知っていたのか、先生はわざわざ日本語に変換して作った授業用のワークシートを渡してくれたり、日本の話が出ると必ず私の名前を呼んでくれ、そのたびに私の存在を周りに伝えてくれたのです。
そんなたくさんの優しさに改めて気がついたとき、もう私の留学生活は半分以上過ぎていました。本当に時間が経つのは早いです。

ニュージーランドを留学先に選び、この地域に派遣され、今のホストファミリー、そして学校の友達に出会えたこと自体本当に奇跡です。
だからこそ、残りの生活はここまで支えてきてくれた日本とニュージーランドの私の家族やここで出会えた全てに人に恩返しができるように、たくさんの面で成長が感じられるように残された期間頑張っていきます。

2016年9月 ボランティア奨学金奨学生
AFS63期 ニュージーランド派遣/ 小祝 あおは

▼寄附 > ボランティア奨学金
▼高校生・10代の年間留学プログラム


この記事のカテゴリー: ニュージーランド | 年間留学体験談

この記事のタグ   : ボランティア奨学金