ホンジュラス。正直、初めて聞いた人も少なくないかもしれない、中米に位置するとてもきれいな1つの国です。
その中でも私はここ7か月間、地理的にぴったりアメリカ大陸の中心とされるシグアテペケ市にいます。
標高1100mと、山の上にある小さながらも活発な市で、個人的にはホンジュラスで1番だと思っています(笑)。
標高が高い分年間を通して気温の変動があまりなく、暖房も冷房も必要にならないまさにパーフェクト・クライメート。
ホンジュラスは今年も年間留学生が2年ぶりの日本人が3人、ロシア人が1人、その他イタリア人複数と、募集国の中では断トツに留学生の数と国が少ないと思います。
なので支部活動もなかなかなく少し寂しいですが、その分自分自身と向き合う時間になったと思います。
初めて「留学生」という立場に立たされて、自分の世界が逆転以上に崩れていきました。
今まで日本でも学級委員長を務めて、どちらかといえば人を引っ張て来たかもしれない。自分の意見を持っててそれをちゃんと主張できる、自分はそんな人だと周りに持ち上げられたのもあって思い込んできた。だからこそ、ここにきて自分を見失いそうになりました。
アイデンティティ・クライシス。
私が、まったく周りの話についていけない子で、私が、グループワークでも自分の意見を出せない子で、私が、無力だった。プライドかもしれないけど今まで私が築いてきた自信が一瞬にして壊された気分でみじめでした。
けど、これこそ私が留学に求めていた刺激かもしれない、そう思ってます今は。
ホンジュラス人は飾らない人たちです。もっともっと日本よりもシンプルに生きている気がします。
貧困、麻薬、政府組織の汚職問題などあるけど、それでもみんな力強く生きていて生命感にあふれるあたたかい国です。
私の話で魅力が伝わったかはいまいちな気がしますが、、来た後悔は一切していないです。
毎日の小さな幸せに気づかされる日々です。
2016年9月 AFS公益財団法人設立記念奨学金
AFS63期 ホンジュラス派遣/ 木許 亜耶
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