10か月のフランス留学が終わり、帰国して1か月以上が経ちました。
留学をして多くの出会いと素晴らしい経験をしてきました。また、どうしたらこの環境をさらによくできるかなど自分を始め自分を取り囲む環境、周りのことに向き合うことができました。
留学中に参加した現地のオーケストラでは素晴らしい経験と縁に恵まれました。このオーケストラには小さい子から年配の方までいます。毎週金曜日の練習、コンサート、みんなで練習場を改装したり、サーカスの演奏をしたりなどです。
毎週金曜日の練習の後には必ずジュースを片手に夜遅くまでたくさんのことを話しました。
一緒に音楽する以外にもパーティーをしたり、ショーを見に行ったり、出かけたりもしました。
最初の頃はオーケストラの仲の良さに圧倒され、言葉も分からない私が居ていいのかと悩むこともありました。しかし、周りのみんなはたくさん話しかけてくれました。このように思っていたのは私だけでしかも、一人で壁を作っていたと気づきました。気づかせてくれてのは彼らのおかげです。
伝えたいという強い意志、周りを温かくするような優しい笑顔。彼らと接する中で言葉以上に大切なものを学びました。オーケストラで一緒に音楽しているときの感動と、同じ楽しい時間を共有しているときの果てしない喜びは忘れられないです。
また、学校の友達やAFSの仲間と過ごせた時間もかけがえのないものです。学校ではいつもそばにいてくれる素敵な友達と出会いました。その友達のおかげでつらいことがあっても乗り越えられたし、毎日学校に行くことが楽しみでした。
AFSの仲間とは毎週一回のフランス語のレッスンで、お互いの成長をほめ合い、留学生活での苦労があったら助け合いながら過ごしました。言語、国籍という大きな壁はありましたが、AFS・2015-16フランスに来た留学生、仲間としてお互い成長を感じながら充実した時間を過ごせました。特にいろんな国から一ヶ所に集まり同じ時間を過ごしたことは感慨深いものがありました。
この出会いは一生ものです。この出会い、素晴らしい環境は日本の家族、AFS、ホストファミリー、友達、出会えたすべての人たちのおかげです。感謝します。
10か月間で得たもの、感じたこと、すべてを無駄にしないよう、さらに自分の成長のきっかけなどになるように大切にしていきたいです。
2016年9月 JFAMみちのく応援奨学生
AFS62期生 フランス派遣/ 野口佑芽
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