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「ハンガリーってどこあるん?」
出発前、多くの人にう聞かれ私自身もこの国に派遣が決まった時はすぐにイメージが出てこなかった。調べていく中で「アジア系民族マジャル人が民族移動にて現在のハンガリー平原に定着。」とあり、歴史好きの私はもっとハンガリーについて知りたくなった。

世界で最も美しい街の一つともされるドナウ川を中心とする首都ブダペストに私は今住んでいる。数多くの世界遺産を日常の中で見ることができ、日本で過ごしていたことを忘れてしまうくらいにハンガリーでの生活を充実させている。
ホストファミリーはいつも日本に興味津々で、私が作る日本料理をおいしいと言ってたくさん食べてくれる。
私のホストスクールにはアジア系の生徒、英語が流暢に話せる友達、さらには、日本語を話せる友達が多くいて人見知りでなにも分からない私にとって大きな心の支えになった。

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クリスマスにホストファミリーと

せっかく話しかけてくれるのにハンガリー語が分からず、友達とおしゃべりができないのが歯がゆかった。
「友達と、家族と、たくさんの人とハンガリー語でおしゃべりしたい。」少しずつだけれど意思疎通ができる喜びを感じるようになったのは最近のことである。
ハンガリー人は出会って5分で身の上話をするほどおしゃべりが大好きだ。知り合いや友達をとても大切にする。
ある時、私は日本にいた時のくせで学校の休憩時間中に、机に伏せて寝ていると友達は私の気分が悪いと思ったのか私が寝ているのにも構わず起こして大丈夫?と聞いてくれる。
一人でいる時間が好きだった私は最初それを苦々しく思っていた。しかし、ハンガリーに来て、わざわざ友達との貴重なおしゃべりタイムを自ら逃すのはもったいないと今では思えるようになった。

もう、帰国まで半年である。これから私がどんな体験をして何を学べるか、とても楽しみである。その為にはもっと自分から行動を増やさなければならない。それが今の私の課題だ。

2016年2月 広島市高校生交換留学生奨学生
AFS62期 ハンガリー派遣 / 松本七海

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