「おかえりなさい!スイスはどうだった?」
長いようで短かった留学が終わり、みんながそう声をかけてくれます。

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この一年間の出来事は、私を大きく変えてくれたような、しかし何も変わっていないようで、まさに夢のような体験でした。
周りはみな日本人ばかりで、一日中日本語を喋っているのは、奇妙に思えてしまいます。
特にスイスは、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の公用語が聞こえるのはもちろん、さらにスペイン語や英語、アラビア語など多種多様な言語が日常の中に溶け込んでいたので、より一層それが際立っているのかもしれません。

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現地の友達がプレゼントとケーキを用意してくれた私の誕生日

私はよく留学中の色々な出来事を家族や友人、先生方に話すのですが、そこで気づいたことがあります。それは、日本人にとってスイスはそうゆかりのある国ではない、ということです。
有名なのといえば、国連の本部があること、チーズやチョコレートが美味しいことくらいでしょう。

私はよく、「スイスでは何語を喋るの?」と聞かれます。中には、スイス語という独自の言語があると思っている人もいるくらいです。
公用語が四カ国語あって、その中に英語はないというとみな一様に驚きます。そう、それが普通なのかもしれません。私だって、スイスで勉強するまでは何も知りませんでした。
もちろん、人口や公用語など、ある程度の知識は持ってから旅立ちました。しかし、スイスはそんな「知識」では表現しきれない、素晴らしい国でした。

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友達の家に泊まっている時

空気が美味しいこと、日本人に似て真面目で、それでいてヨーロッパ人のような気さくさをもつ素敵なスイスの人々、食べたこともないような美味しいチーズ、すべて、スイスに行ってみなければわからないことでした。
それを教えてくれたこの一年間、たくさんの人々には感謝の気持ちでいっぱいです。今まで支えてくださって、本当にありがとうございました!
私のこれからの使命は、そんな私の体験や感想を一人でも多くの人に伝えることです。これからも積極的に活動したいと思います。
最後にもう一度、みなさん本当にありがとうございました!

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マッターホルンに来た時

2016年7月 ジャパンソサエティみちのく応援奨学生
AFS62期 スイス派遣/ 西尾 風香

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