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AFSのウユニ旅行で

南米最貧国ボリビアこの国の名前を聞いてどこにある国でどんな国なのか分かる人はほとんどいないと思います。私自身もAFSで留学を決めるまではそうでした。
そんな未知の国ボリビアの憲法上の首都の街スクレに来てから5か月が経ちました。この5か月間は初めて体験することばかりで驚きに満ち溢れていました。
今は家族や友達と共にとても充実した日々を送っています。そしてこの5か月は、たくさん泣き、笑い、悩みました。そんな中で人と人とのつながりがとても大切さを実感しました。

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学校初日の写真

学校初日、周りは知らない人ばかり、そのうえスペイン語も満足に話せない中とても不安でした。自己紹介も上手くいかずとても落ち込み自信も無くしていました。
ただ自分の席に座ってることしか出来なかった私に何人かが私の所に来て日本のことについて質問してくれました。私は話しかけてくれたことをとても嬉しくて拙いながらもスペイン語で頑張って話しました。みんなとても積極的に話しかけてくれて、すぐに打ち解けることができました。
そのときの嬉しかった気持ちは今でも覚えています。

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夏休み前の学校最終日、クラスの女の子達と哲学の先生

ある日、私はクラスのみんなの前で私の住んでいる街についてプレゼンテーションをすることになりました。私は張り切って準備をしました。
スペイン語が分からないときは辞書を使ったり友達に聞いたりもしました。練習もたくさんして迎えた当日、クラスメイト達の発表がどんどん終わっていくなか、本番を前にして今までで一番緊張していました。
私の番が来て友達に頑張ってと言われながら前にでていきました。スペイン語をスラスラと読むことは出来ませんでしたが、私の話していることは伝わったのでとても嬉しかったです。
そして私の発表が終わったときに、クラスの全員が大きな拍手をしながら、「とっても良かったよ」と言ってくれました。私はとても嬉しくて泣いてしまいました。そしたら、私の親友が前に来てハグをしてくれました。このときに私は、ボリビアに来てみんなに会えて本当に自分は幸せだと感じました。

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兄弟と従兄弟達と

生まれてから15年間一人っ子として生活してきた私にとって3人の兄弟と一緒に過ごすのは未知の世界でした。そんな心配とは裏腹に兄弟とはとても仲良く過ごせています。
特に妹とは一番仲が良く、友達のこと家族のこと色々なことを話します。彼女は来年AFSでデンマークに留学します。何で留学したいのか聞きました。
彼女は「毎日いきいきと過ごしてる秋咲をみて私も新しいことに挑戦してみたいとおもったの」と言いました。
私はこの5か月間、ただひたすらに挑戦を繰り返してきました。成功することよりも失敗することが多かったですが、そんな彼女の言葉を聞いて失敗ばかりでもくじけずに一生懸命頑張ってきて良かったとおもいました。そして挑戦し続けることの大切さも彼女の言葉によって気付きました。

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親友と

[Romperla] 私がスペイン語で一番好きな言葉です。がむしゃらに楽しむといういみです。
わたしが悩んでいるときに親友が私に言ってくれた言葉です。この言葉を聞いて私は何だか悩むのがばからしくなり、やめました。この言葉をかけてくれた親友にとても感謝してます。
残りの6か月間悔いのないように[Romperla]したいと思います。

2016年1月 AFS公益財団法人設立記念奨学金
AFS62期 ボリビア派遣 / 形山秋咲

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この記事のカテゴリー: ボリビア 年間留学体験談