7月30日、出発の日、両親と成田空港へ向かう電車の中で、期待と不安が入り混じった事を思い出します。
首都、ラパスへ到着した時は「さすが世界1高い場所にある首都」だけあって空気がすごく薄く、呼吸が上手くできない「これが高山病の初期?」と思ったこと。頭がフラフラし2~3日ベッドで休んでいました。
部屋の窓から見た外の風景に見とれ、「日本の風景と違うなぁ、これからボリビアでどんな生活が待っているのかな?異文化を体験し、ボリビアという国を深く知りたい!」とワクワクしてから、あっという間に6ヶ月が経ちました。
ラパスから私の住むポトシへ移動し、ホストファミリーに笑顔で迎えて頂きました。
ホストファミリーから色々アドバイスを頂きながら現地の生活にも少し慣れ、一週間が経ち、いよいよホストスクールへ通学する日がきました。
緊張しながら先生と教室へ入った瞬間、今までに聞いたことのない歓声が教室中に響き、私を歓迎してくれました。
自己紹介を終え緊張も和らぎ席につき、クラスの雰囲気を味わいました。今まで遠慮勝ちだった私に、友達が「気を使うことなんかないよ。俺達は兄弟同然なんだ。何でも頼ってきなよ」と言ってくれました。ものすごく嬉しく、心が温まり、その後は素の自分を出す事ができるようになり、そのおかげでクラスにもすぐ溶け込むことが出来ました。
ボリビア人はみんなサッカーが好きで、休み時間には学年問わず色々なクラスの生徒達がグラウンドへ集まりサッカーを楽しんでいます。私もそのおかげでサッカーを通して他の学年にも友達が出来ました。
ボリビアの学校では学年の壁が無いところがいいと感じました。
また、ボリビア人は踊ることが大好きで、道で音楽が流れていれば踊り出す人もしばしば、パーティに参加した時は私も無理矢理踊らされましたが、踊ってみると「意外と楽しいかも!」と思えるようになり、だんだんボリビアのノリにも慣れてきて、今ではすっかりボリビア人になった気分です。
残り約4ヶ月ですが今まで私に関わって来てくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、その中でもっともっと成長し楽しく残りの留学生活を送り、色々なことを吸収して帰ってきます。
2016年2月 公益財団法人設立記念奨学生
AFS62期 ボリビア派遣/ 片岡幸司
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