こんにちは。
最高な経験となった一年間のフランス留学が終了してから一か月がたとうとしています。
派遣先はフランス北西部のパリから新幹線で1時間程のところにあるル・マンという近くの小さな村でした。ホストファミリーは、3人の同年代のホストシスターと、ホストペアレンツの、音楽好き一家。フランスでも音楽教室に毎週家族で通っていました。音楽は言葉がなくても心が通じ合えるものなので、最初のうち、言葉があまり通じない私にとっての留学生活のスタートにおいて音楽の存在は大きかったです。
なぜ留学を決めたかというと、まず1年という十分な時間の中で、外国で様々な経験をして成長したいと思ったからです。そして、英語以外の言葉に新しくチャレンジしてみたくなり、フランス語を選びました。
留学前に1年半しか受けなかったフランス語レッスンで、出発当初はとても言語に苦労しましたが、10か月のフランスでのフランス語のみの生活を過ごしているうちに、自然と話せるようになりました。具体的には、日本語とつながらないような環境を作ろうと努力したり、日記を毎日フランス語で書いたりしていました。今になり、ここで習得したフランス語をもっと知りたい、勉強したいと思ったので、大学ではフランス語を勉強しようと考えています。この留学が私の未来を方向づけてくれました。
今日本に帰って来て、フランスへの、ホストファミリーへの感謝の気持ちでいっぱいです。
日本での忙しい空気の中で、つい自分がフランスのゆっくりとした時間の流れの中で過ごしていたことを忘れてしまいそうになりますが、ふと思い出すと、懐かしさと感謝の気持ちでいっぱいになります。私はこの留学のおかげで成長できたと自信を持って言えるし、声も大きくなりました(笑)。
この留学をしていなかったら日本では学んでいなかったことがたくさんあります。フランス人の考えや文化。人々の温かさにも触れました。日本の高校生の中でも「高校生のうちに世界を見たい」という人が増えてくれたらいいなと思います。
2015年8月 フランス派遣
AFS61期生/AFSひろしま奨学生 川村ひなの
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