今回の一年間の留学で私は大きく成長しました。
一つ目に、当初の目的であった語学です。渡米したばかりのころは自分の英語の通じなさに意気消沈し、この一年だけでは全く英語が上達しないのではないかと、常に不安に思っていました。しかし、徐々に、洋学や海外ドラマの英語が聞き取れるようになり、今では、友達同士で冗談を言い合えるようにまでなりました。
二つ目に、文化の交流という点です。私はあまりカルチャーショックは起きなかったのですが、逆に帰国してから友達との考え方との違いに戸惑うことがありました。やはり、日本人の方が堅実であり、アメリカ人の方が何事にも積極的でした。しかし、二つの視点から物事を見ることができるように成ったので、日々生活していく上や将来を考える上で選択肢が広がりました。
三つ目に、日本の素晴らしさも知ることもできました。私が派遣されたのは都会ではなく、住んでいた東京とも生まれた福島とも違い車も電車もない生活でした。日本に帰ってきてから、交通の便の便利さに驚きました。さらに、24時間営業しているコンビニエンスストアや、きちんと整備されている歩道など、日本では当たり前のように思っていたことがとても大切に感じられました。
最後に、両親や、兄弟、友達の大切さを再確認しました。私が辛くなったり悲しくなったりした時に、いつでもラインやフェイスブックで助けてくれました。また、他の帰国生の友達は、語学力が向上するのを助けてくれました。今まであまり感謝できなかった親にも、帰ってからは素直に「ありがとう」と伝えられるようになりました。
私の周りにも留学に行こうか行かないか迷っている人がたくさんいます。その友達にも、絶対留学には行くべきだと進めようと思います。そして、この経験を生かして、将来も海外で仕事ができるようにこれからも志高く頑張って行こうと思います。
2014年7月 アメリカ派遣
AFS60期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学金 伊藤七海
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