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ホストファミリーとドイツにあるテーマパークへ

スイスに留学して早くも約半年が経とうとしています。私はここに来て時が過ぎる早さをすごく実感するようになりました。
ハイジやアルプス山脈などで有名なスイスは、想像する通り本当に美しい自然がたくさんあります。
そしてここでは4つの言語が話されていて、例えばドイツ語圏からフランス語圏に行くと同じ国なのに、話されている言語が全く違うのはもちろん、街の雰囲気まで変わってとてもおもしろいです。
そして内陸の国なので外国人が多く、街を歩いているだけで聞いたことのない言語を聞くことができます。私のクラスメートの中にも3人イタリア人の親を持つ友達がいます。

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クラスメートの全員と

そんな素敵な国に来たわけですが、私はここに来てすぐに壁にぶつかりました。それは言語です。
出発前に少しは言語の勉強をしていったものの、いざ話す、聞く、理解するとなると全く出来ませんでした。ドイツ語は人生の中で初めての挑戦で、始めは人が言っていることに耳を傾けることに集中して理解するだけで精一杯でした。
しかし、私のホストファミリーは私に英語をあまり使うことなく、私が理解するまでドイツ語を使ってくれました。そのおかげもあって3ヶ月程経ってようやく理解も出来る様になってきました。

スイス人は本当に温かい人ばかりです。私のホストファミリーは両親に加え、年下の妹と弟がいます。家族は私を本当の子のように見てくれると同時に、18歳の私を大人の一員としても扱います。
日本にいれば私はまだ学生でいつも親に頼ってばかりですがここではそうはいきません。自分のことは自分で。それは私にとって新鮮なことです。
そして彼らは休みがあると出かけたりして、私にスイスを見せてくれます。

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ジュネーブにある国連本部に行った時

日曜は全ての店が閉まっているので必ず家族の時間が出来ます。日本でそんなことはないので最初は多少の不便利さを感じましたが、今ではちゃんと皆が休息を取れて、かつ家族と共有する時間もできる日曜日が素敵に思います。私は日々家族への感謝の気持ちでいっぱいです。

学校は日本よりも朝早くから始まり、部活のようなものはありません。私はまだ日本にいる時のように授業を理解することができません。しかし先生や周りのクラスメート達はいつも私を助けてくれます。
しかしここでの友達作りには少し時間がかかりました。スイス人にとって留学生が珍しいわけでもなく、自分から話しかけたり、行動していかないと、誰が話しかけてくれるわけでもありません。ようやく友達もできてきましたが私はまだ本当の自分を友達に見せられていない気がします。
冗談を言いたくても言えないことや、会話の内容がわからないが故に会話に交ざりたくても中々交ざれないもどかしさ。友達作りの難しさ、言語や文化の壁を日本で経験することは今まであまりなかったので、時に辛くなる時もありますがそれはここにいる自分しか出来ない素晴らしい経験だと思います。

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スイスでの始めてのスキー

ここでの生活は時に大変なこともありますが、残りの半年をもっと楽しむために今まで以上に積極的に行動していきたいです。そして成長し、元気な姿でまたみなさんにお会いしたいです。

2014年8月 スイスより
AFS61期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学生 大久 真実

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