渡米してからちょうど半年が経ちました。私の滞在するテネシー州は、自然が豊かで皆親切で暖かくカントリーミュージックが盛んな、歴史ある州です。
さて、楽しいことばかり耳にしていた留学ですが、当初は、想像していたものよりも遥かに辛いものでした。まず、自信があった英語がなかなか伝わらない。そのせいか、日本では友達が作るのが得意だった私ですが、なかなか親しい友達が出来ませんでした。
また、食生活も大きく変わりました。日本では私は殆ど食べていなかったポテトチップスやチョコレート等のお菓子を毎日のように口にするようになり、みるみるうちに太っていきました。
思うように事が運ばず、なぜ留学に来てしまったのか、と後悔ばかりしていたように思います。
しかし10月の半ばになり、他の留学生や日本の友達からの励ましの言葉で、このままではいけない、と思い、自分を変える決心をしました。授業では発言をし、カフェテリアでは友達の輪に入って行き、登下校の通学バスでも、なるべく多くの人と話すようになどなど。その結果、4か月経った今では、友達に囲まれ、アメリカでの生活をかなり満喫しています。「なんで喋らないの?」と言われていた私ですが、ホストファミリーとも友達とも冗談を言いあえるようにまでなりました。
この一年を価値のあるものにするには、上手くいかないからと言って一人の殻に閉じこもらず、現地の人々に自分のことを伝えることが重要だと感じます。また、アメリカの文化を学ぶだけでなく、思いのほか知られていない日本の様々な文化を広めるのも留学しているからこその体験ではないでしょうか。帰国までの5カ月はさらに充実させたいと思っています。
これを読んでくださった人が留学に少しでも興味を持ってくだされば嬉しいです。
2014年2月 アメリカより
AFS60期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学金 伊藤七海
▼帰国後のレポート アメリカ留学をして
▼寄附 > みちのく応援奨学金
▼高校生・10代の年間留学プログラム
アメリカ年間留学情報 アメリカ国別情報
この記事のカテゴリー: AFS活動レポート
この記事のタグ : みちのく応援奨学金