まず、留学後期の生活で印象に残ったことは、ニュージーランドの他の留学生たちと行った南島の旅行でした。雄大な自然をこの目で見られたのも、何事にもかえられない感動でしたが、友達との絆を深められ、思う存分楽しめたことに実りの多い旅だったとあらためて感じさせられます。色々な所をもっと旅してみたい!と好奇心をくすぐる経験でもありました。

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高校が終わってからは地域の小学校でボランティアとして先生のお手伝いをしていました。毎朝教室に顔を出すと、「みどこっちにきて!」と無邪気に私を取り合う子供たちが懐かしいです。
さらに、マザーの知り合いの人からピアノを習っていて、私のために人生初のピアノリサイタルまで開いてくださいました。音楽を通して、その人たちと居心地のいい素敵な時間を過ごせたことに感謝をしています。

帰国が近づくにつれ、日本の家族や友達と会える楽しみの反面、約1年過ごした私の町を離れることに寂しさを感じずにはいられませんでした。たくさんの人と別れのハグを交わして初めて、自分がどれだけの人に支えられていたのかを知りました。
「また帰ってきてね」「また必ず会おうね」という言葉と共にプレゼントをもらい、私には帰るべき第二の故郷ができたのです。

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AFSキャンプ

さて、帰国してから2カ月ほどたち日本の生活にも慣れてきました。
留学中にはあまり気付かなかったのですが、私は大きく成長していました。日本を外からみたことにより広い視野で物事を考えられるようになり、新しいことへの挑戦にそれほど躊躇することがなくなりました。
周りからもよく言われることは、明るさやポジティブな姿勢です。ニュージーランドのゆったりとした時間の流れから育まれたのかもしれません。

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帰国の時。空港でマザーと

私にとって留学は、貴重な体験をたくさんして、自分自身成長して、かけがえのないものです。そしてこれらが可能になったのも日本、ニュージーランドの家族や学校、友達、AFSの人達のおかげであり、とても感謝しています。
また、この経験を生かせると信じ、将来皆さんに恩返しをしていきたいと思います。くじけそうになった時もありましたが、やはり1年前AFSへ応募した時の決断は間違っていませんでした。大満足です。本当にありがとうございました。

2014年2月 ニュージーランド派遣
AFS60期生/ボランティア奨学生 田中美渡

▼寄附 > ボランティア奨学金
▼高校生・10代の年間留学プログラム


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