インドネシアから帰国して3週間が経とうとしています。
留学後の私、少しは変わっているかな?とは思っていたものの、特にリエントリーショックはなく、周りの人には「りさ、全然変わってないね!」と言われるほどです。
それはそれで、私らしくていいのかなと思います。

留学中は特に大きな問題はなく、確かに少しは悲しいことや、腹だたしい事もあったと思います。ですが、今はそれを忘れているくらい楽しい思い出が沢山ありました。
帰国した今、とても印象に残っていることはイスラームのことです。インドネシアに来たからにはイスラームのことを学びたかったので、週に2、3回イスラームの先生をつけてもらい、基礎から学びました。
留学前は全くイスラームのことを知らず、よく分からないちょっと怖そうな宗教だな、と思っていましたが、実際にはそんなことは全くありません。

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学校で友達にかぶせてもらったイスラーム教徒の女性がかぶるスカーフ

私の好きなイスラームの習慣はラマダン(断食月)前のシャバンの月またはラマダン明けの時に、会う人、会う人に「今までにもし私があなたに対して間違いをしていたら、ごめんなさい」「私の方こそごめんなさい」とお互いに謝る行為です。
人は知らず知らずのうちに家族や友達に間違いや失礼なことをしていると思います。謝ったあとは、過去のことは気にすることなく、また良い関係が作れるのではないかと思います。改宗する、しないは別にイスラームの教えは私をとても安心させてくれる、良い宗教です。
また、イスラームのほかにもアラビア語や礼拝のやり方なども学びました。日本にいては、なかなか体験できないことを学ばせてもらい、改めて自分は今、異文化体験をしているのだ、と感動しました。

今の私の夢はインドネシアで起業をすることです。この夢も、インドネシアのホストファミリーに出会うことが出来て、インドネシアで起業をしないか。と話を持ちかけられなければありえませんでした。
インドネシア人に日本のことを、日本人にインドネシアやイスラームのことをもっと知ってもらいたい。今の日本の若い人たちにもっと世界、アジアに出て沢山のことを学んでほしい。私のような体験をしてほしい。そのために、私はこれから沢山のことを学び、世界、アジアと日本の懸け橋になれるような仕事を持ち、世界、アジア、インドネシアに貢献、還元できるような人になります!

最後に、私のインドネシア留学を支えてくださった、かめのり財団、AFS日本、AFS Indonesia、日本とインドネシアの家族や友達、周りの方々には本当に感謝しています。
本当に、本当にありがとうございました!!


2013年8月 インドネシア派遣
AFS59期生/(公財)かめのり財団奨学生 片岡理沙

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