一言で言い表せないほど色々な事が起きたハンガリーでの生活は今振り返ると本当に早く過ぎて行きました。当初を振り返ると楽しいことばかりではありませんでしたが全てが本当に懐かしくもあり、同時にあちらでの生活が恋しくもなります。
ハンガリーでは本当に様々なことを経験して、出発前の自分よりはとても成長出来たと感じます。私がこの10ヵ月を通して分かった留学の良いところは、留学を通し異文化や言葉を学べるだけではなく、その他にも自分の性格や、母国日本の良さ、ハンガリーという国からその他の国に目を向ける機会があるということです。
最初の頃はハンガリー語もほとんど分からず、英語さえもままならなくて辛い日々を過ごしていましたが、このままこの一年を無駄にしてはだめだと感じ、積極的に行動するうちに自分に自信が持てるようになり、自然と友達が増えていきました。そのおかげで、性格もより明るくなり、帰国後もみんなに変わったねといわれるほどです。
また、他の国に住むことで、今まで見えなかった日本という国の素晴らしさが見えるようになりました。クラスで日本から持ってきた物を見せると何から何まで大絶賛されたのが嬉しくて、色々学校に持っていったのを覚えています。
私の地域には5ヵ国もの国からの留学生がいたので、ハンガリーだけではなく、様々な国の事も知ることができ、各国のみんなの行動や文化の違いに驚いたこともありましたが、次第にそれを興味深いものだと考えるようになり、もっと色々な国の事を学びたいとも思わせてくれました。
私にとって留学は自分自身と自国を見つめなおす良い時間となりました。留学する前はただ他の国に興味を抱いていただけでしたが、この約1年間を通し自分の視野が広がり、もっと色々な国に行ってその国ならではの文化をまた学びたいと思うようになりました。
見知らぬ土地でゼロから生活していたため、辛いことも数え切れないほどありましたが、それと同じくらい楽しいこともありました。それも日本人とは違う国民性を持つ陽気なハンガリーで出会ったたくさんの友達のおかげだと思います。
そして外国へ留学してみて英語という国際共通語の重要さを知り、将来は英語圏の国へもう一度留学し、もっと詳しく英語について学ぶという将来も見つけることが出来ました。留学をして本当に、本当に良かったです。
2013年8月 ハンガリー派遣
AFS59期生/みちのく応援奨学生 佐藤麻悠
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