日本を発つ9月24日の早朝、「今日から10ヵ月日本を離れて、インドネシアで生活するんだ。」と留学の実感が湧いて、寂しい思いをしたのも、少しの間。7時間のフライトでインドネシアに着き、南国の雰囲気に興奮して、AFSインドネシアの方々の歓迎した笑顔を見て、これからのインドネシア留学楽しくなりそう!と心を躍らせてからあっという間に5か月が経ちました。
学校初日の10月1日、この日は私の18歳の誕生日でした。朝会で緊張しながら全校生徒の前での自己紹介を終え、自分のクラスに入った瞬間、クラスメイト達がバースデーソングを歌い、バースデーケーキと一緒に誕生日をお祝いしてくれ、忘れられない1日となりました。
それぞれの学年の日本語、アラビア語、スンダ語(地域の言語)の授業に参加しているおかげで学年関係なく沢山の友達が出来ました。インドネシア人は日本を大好きな人が多く、とてもフレンドリーでとっても優しいです。
ピアスを開けてものすごく痛くて泣いた時、学校行事の前日に全校生徒の前で日本の歌を歌うことに緊張しすぎて泣いた日、すごく悲しい出来事が起こったとき、そんな時は優しいホストファミリー、友達が必ずいてくれます。
色んな人と色んな話を沢山して自然とインドネシア語も身に付き、毎日楽しんでいます。
ホストファミリーとの国内旅行では色々な場所を訪れました。世界遺産で有名なボロブドゥール遺跡やプランバナン寺院のある、日本でいう京都のようなジャグジャカルタ、海の綺麗なリゾート地のバリ島や他にもスラバヤ、バンドゥン、ガルッなど、地域によって言語も文化も違って、色んなインドネシアを感じることが出来ます。
また、国民のほとんどがイスラム教徒のインドネシアなので、学校や町のいたるところにモスクがあり、女性は頭にクルドゥンというものをかぶり、1日5回のお祈り、断食など、日本にいてはあまりみかけない様子に最初は少しだけ戸惑いましたが、このような異文化体験ができていることは本当に幸せだな、と感じています。そして今は理解を深めるためにイスラームについての勉強をしています。
留学生活も5か月を切りましたが、インドネシア語をもっともっと上達させて、これから始まるインドネシア舞踊の練習、残りの学校生活を沢山の友達と良いものして、色んなことを勉強しつつ思い切り楽しみたいと思います。
AFS日本、AFSインドネシア、かめのり財団様、沢山の方々の支えがあり、私のインドネシア留学が充実したものになっています。本当にありがとうございます。
5か月後、インドネシア人になって日本へ帰りたいと思います!
2013年3月 インドネシアより
AFS59期生/(公財)かめのり財団奨学生 片岡理沙
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