この11ヶ月の留学を終え、一番に感じることは感謝の気持ちではないかと思います。
昨年2月に全く知らないコスタリカという土地に飛び込み、訳も分からぬまま留学生活が始まりました。言語は通じない、文化も違う、慣れない環境だったのが今では見違えるほどに意思疎通ができ、文化を理解できるようになりました。やはり考えると、これもホストファミリー、現地の友人、周りの方々のおかげではないかと思います。
当たり前のように嫌なこと、辛いことがありました。そんな時やはり助けてくれるのは身近にいる家族、友人でした。周りの影響がどれだけ大きいか身にしみて感じました。
そしてもう一つ、以前と比べ留学に対する考え方が変わりました。今更なので言えることですが、以前の私は「留学か。かっこいいな」程度にしか考えていませんでした。今思うとなんて単純な発想だったのだろうと思います。
留学なんて全くかっこいいものでも何でもなかったのです。言ってしまえば毎日のように恥をかき、辛いことの方が多い日々。それでも少しずつ成長していく、それこそが留学であり、その上で文化を学び伝えあっていくのだと思います。
とてもとても難しく、たくさんたくさん学んだ11ヶ月だった思います。
今ここにこうして何もなく日本に帰国できたことに感謝しています。もっとたくさんの人がこのような素晴らしい経験をできたらいいなと思います。そして支えて下さったすべての人に感謝の気持ちを込めて「ありがとう」といいたいです。
2012年2月 コスタリカ派遣
AFS58期生/ボランティア奨学生 伊藤理奈
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