「留学」と聞いて、皆さんは何を想像するでしょうか。まず先に立つのは語学力の不安でしょうか。「自分に英語は話せない…」という不安がよぎって、あきらめてしまう方も多いと思います。
僕は中一のころ英語が苦手でたまりませんでした。それが中2、中3と時がたつにつれて、段々と面白く感じていくようになりました。学校の先生と、ラジオの英会話のおかげでしょう。でも、日本の公用語は当然日本語。所詮日本にいては本物の英語を学ぶことはできません。これは今留学を終えたからこそはっきりと断言できます。そのような経緯もあって、また留学に行くことで世界に友達ができると期待したこともあり、僕は高1の夏休みにアメリカ・サンディエゴに留学に行きました。期間は一か月で、カリフォルニア大学サンディエゴ校の寮に滞在しながら授業を受ける、という感じのプログラムです。
AFSの強みは、世界各国から多様な人々が集まるという点です。事実、イタリア人26人、日本人14人、香港5人、カナダ3人、ほかにはスイス、ドイツ、中国、アルゼンチン、ドミニカ共和国といった国々からの参加生でした。日本人が二番目のマジョリティだったこともあり、日本語をあまり使わないようにしていく心構えが必要でしたが。
さて、現地での生活は驚きの連続でした。まず現地の生活の流れを説明して、驚いたことを2つ紹介して、学んだことを2つ選んで、最後にまとめを記したいと思います。
まず平日ですが、午前中は朝7:00(結構遅い)に起きて8:00からカフェテリアで朝食、9:00-12:00まで英語の授業があります。
授業はレベル別の4クラスに分かれて行われます。僕は上から2番目のクラスで、主に先生が用意したスライドを使いながらディスカッションをするという割と高度な内容でした。日本人の数は下のクラスに行けば行くほど増えていきます。その中で外国人が多いクラスで学べたことは後から考えるととても有意義でした。
午後はアクティビティタイムとして、日によって様々です。特に水曜日はPick Day といって、ビーチ、モールなどの選択肢から選んで好きなところに行けます。スポーツはバスケットボールが主流で、サッカーをする時間もありました。
夜にワークショップがある日もありますね。
休日は1日を使って様々なところを訪問します。San Diego Zoo とBalboa Park などの公園や、メキシコ国境にいって壁を見学したりしました。
トランプ氏が「メキシコとの国境に壁を作る」と言っていますが実は完全にできていないだけであってすでにあるんですね。アメリカメキシコ国境は砂漠を隔てている部分があり、毎年そこで多くの人が亡くなっています。Border Angel といって、メキシコからアメリカに不法移民のために砂漠を渡ろうとしている人を助ける、そういうことを行っている団体の代表者の話を聞くこともできました。フェンスの向こう側はメキシコですから、そちらの様子を見ることもできるのですが、経済水準の差は歴然としています。そういうことが実際に現地でわかる、フィールドワークというのはこういうものだと思います。
さて、このようにして毎日たくさんのことを経験して、学んでいくわけです。
寮の部屋は、2人もしくは3人部屋が6部屋つながった形をしています。大きな1部屋に12-14人が住むというわけです。トイレとバスは共同で、水道水は味がしますが飲めます。
バス、といっても湯船に浸かるのは日本ぐらいです。現地では1か月間シャワーでした。
日本とアメリカ、2つの国の違いにびっくりしたことを2つ紹介します。
驚いたことの1つ目は、気候です。気温25度ぐらいが1か月ずっと変わらず、何より雨が降りません!日本の気候との大きな差ですね。そして湿度がほとんどないのでバスタオルなどは一晩で乾いてしまいます。
2つ目は車社会です。スクールバスが当たり前のアメリカは、フリーウェイといって無料の高速道路網が敷かれています。カリフォルニア大学サンディエゴ校は非常に広く、スクールバスはその構内にも走っています。ビーチまでそれで行けたのは衝撃でした。
安全面は常にAFSのボランティア(当然アメリカ人です)が同行してくれるので大丈夫です。サンディエゴはアメリカ国内で1、2に治安の良い街であり、人々が比較的裕福なことで知られています。当然AFSボランティアの人は危険なところには連れていきませんので、その点は安心していいと思います。
日本とアメリカ、2つの国の違いにびっくりしたことを2つ紹介します。
驚いたことの1つ目は、気候です。気温25度ぐらいが1か月ずっと変わらず、何より雨が降りません!日本の気候との大きな差ですね。そして湿度がほとんどないのでバスタオルなどは一晩で乾いてしまいます。
2つ目は車社会です。スクールバスが当たり前のアメリカは、フリーウェイといって無料の高速道路網が敷かれています。カリフォルニア大学サンディエゴ校は非常に広く、スクールバスはその構内にも走っています。ビーチまでそれで行けたのは衝撃でした。
安全面は常にAFSのボランティア(当然アメリカ人です)が同行してくれるので大丈夫です。サンディエゴはアメリカ国内で1、2に治安の良い街であり、人々が比較的裕福なことで知られています。当然AFSボランティアの人は危険なところには連れていきませんので、その点は安心していいと思います。
留学を通して学んだことを2つ記したいと思います。
1つ目は、「積極的に自分から動かないと何も状況は変化しない」ということです。「なれ合い」で自然に固まる日本人に対して、欧米人は非常にクールです。初めて作った友達はカナダ人だったのですが、その時も自分から話しかけました。積極的に自分から動いていくからこそ、世界は広がっていくのだなと、思います。
英語力という面からしても、授業で先生が意見を求めたとき(たとえば「How about Japan?」)に、積極的に発言することによって、スピーキング力は格段に上がります。
日本人の悪い癖として、英語を1語1語切って話す癖がありますが、ネイティブは立て板に水のように英語が駆け抜けていきます。初めは非常に戸惑ってうまくついていけませんでしたが、2週間ぐらいたつと耳が慣れていきます。そうするとあとは楽しく話していけるのです。(とはいってもイタリア人の語尾を上げる英語には最後まで苦労しましたが。)
日本に帰ってからもその教訓は非常に生きています。吹奏楽部の次期指揮者になったことも、その経験が後押ししたと思います。
2つ目は、「音楽に国境がない」ということです。タレントショーというのがあって、各自が特技を披露するのですが、その時僕は3歳から続けていたPianoforteを披露しました。そしたら、ピアノを弾く友達、音楽が好きな友達などを作ることができて、音楽の持つ力の素晴らしさというものを感じるとともに、音楽もまた1つの言語なのだということがわかりました。
ここまで日本語で振り返ってきたわけですが、最後のまとめは英語で記したいと思います。
Many people say “I cannot speak English so I cannot go abroad to study.”
But it’s not true. All people who want to go abroad to study, can’t speak English perfectly. On the whole, they want to change something, or learn something.
If you go abroad to study, you can make many friends all over the world. It’s a precious experience. My best friends are one Hong Kong and one Canadian. I have contacted with them after I came back to Japan. At first, it was very hard to hear native English, but 2 weeks after I knew what is important to communicate with people. I was happy that time!
If you want to learn English more and your parents allow, I recommend.
You can say, “I can’t speak English very well so I want to go abroad to study.” That is true, I realized.
Tatsuo Harada