サンディエゴでの一ヶ月の寮生活が終わって2ヶ月が過ぎました。
英語習得と精神的に親から自立するという目的でこのプログラムに参加しましたが、それ以上のものを得られたと思います。
本当に楽しくて、思い出すたびに心が温かくなる素敵な夏となりました。

restaurant

八十八人の世界中からの高校生(イタリア、アメリカ、アルゼンチン、ウルグアイ、ドイツ、カナダ、中国、日本)たちとカリフォルニア大学の寮にステイしました。建物はそれなりに清潔で申し分なかったです。
食堂のごはんはビュッフェで自分の好きなものをとって食べることができます。ピザ、中華、サラダ、フルーツなどでしたが、最初はフライトの疲れのせいもあって味気なく感じました。でも、だんだん慣れてきて、最後は本当に美味しくて大満足でした。 (私のおすすめは春巻きと、ドライフルーツの入ったクッキーです)。
ちなみに、寮の安全面は全く問題がありません。気候も最高だし、サンディエゴプログラムは本当にお薦めです。

my room

平日の午前中は、何クラスかに分かれて英語の授業を受けました。カリフォルニア大学は本当に広くて、クラスから次のクラスに移動するのに時間がかかりました(徒歩10分など)。道を覚えるのにとても苦労しました。
授業では、環境や差別といった世界的な問題について学び、皆で意見交換しました。アメリカの授業はディスカッションがメインで、そういうスタイルに慣れていない私は、最初はとても混乱しました。他の国の子たちは、皆しっかりと自分の考えを持っていました。(しかも英語がものすごくうまい。)私は自分の考え方の浅さと英語力の未熟さを思い知らされました。

green team

そもそも、現地で最初にクラス分けのテストがあると聞いていたのに、既にクラスが決まっていて、私は、なぜかアメリカ人ばかりのクラスで英語のスピードが速すぎて授業についていけず、明らかにクラスメイトの迷惑でした。悩んでスタッフ(ボランティアの大学生)に相談したところ、「相談してくれてありがとう」と逆に言われて涙が出そうになりました。相手の気持ちを温かく受け止めて楽にさせてあげる言葉が、アメリカの文化にはあります。そうして結局、クラスを変えてもらうことができ、両方のクラスに友達が出来ました。
また、クラスではたくさん調べ物をして、自分でまとめて皆の前で発表する機会がたくさんあったため、リスニング力とスピーキング力も上がったし、英語のウェブサイトを活用したのでリーディング力がついたような気がします。授業中も調べ物をするので、スマートフォンかタブレットを持って行ってください。キャンパスではWi-Fiが使えます。

culture night

クラスの後は、ショッピングやハイキングなどのアクティビティがありました。クラスの時間が精神的にとてもタフだったので、午後のアクティビティは毎日の楽しみでした。
土日は丸一日ビーチや、動物園など観光を思う存分できます。また、ディズニーランドやハリウッド観光も楽しかったです。※バス移動が多いですが、後部座席はバス酔いするので、前方の席に座ることをお勧めします。

campfire

ところで、私からのアドバイスです。洗濯機が少ないので、なかなか洗濯ができません。だから、一週間分の服を持っていくこと。また、乾燥機もパワーが弱いので、洗濯ロープを持って行くと便利です。それから、シャワーは、ディナー後にすぐに済ませることを強くお勧めします。就寝前はシャワーがとても混雑するので、リラックスして楽しめません。
最初の一週間は慣れなくて辛いかもしれません。私は、飛行機の疲れでホームシックになって四晩泣きました。でも、一週間も経てば慣れてとても楽しくなりますよ。

my birthday

私は、比較的英語は得意だと思っていたのに、(直前に英検準一級に受かったばかりでした)自分の思い通りに話せませんでした。一方、他の国の子たちは、語彙力があって英語がすごく上手で、異文化交流というよりとにかく楽しむために参加している感じ。同じ国の子同士で固まって、和気あいあいでした。

with Japanese friends

私は日本の皆も大好きだったけれど、英語を使いたかったし、何としても他の国の子たちと交流する貴重なチャンスを大切にしたかったので、人間関係ではかなり悩みました。そこで、イタリア語やドイツ語を教えてもらって話してみると皆とても喜んでくれたので、自分から歩み寄るように粘りました。
しかし、結局、会話では私はいつも聞き手側で、英語だけの問題でなく、自分の中身が相当貧弱であると思い知り、悔しい気持ちを持っての帰国となりました。海外の友達がSNSのグループに誘ってくれてチャットしていても、皆のスピードと内容についていけず、ますます悔しい。なので、帰国後すぐに、来年のAFS年間プログラムのアメリカに応募しました。そして、運よく派遣が決まり、実は今現在、書類作成に追われています。
もしサンディエゴに行かなかったら、このような勇気は絶対に出ませんでした。楽しいことばかりではなかったけれど、悔しさはばねになるし、経験しないと分からないことがたくさんあると断言できます。どうぞ、皆さんも一歩踏み出してみてください。

with Angie

2018年夏 サンディエゴ短期プログラム派遣  舟橋薫子

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この記事のカテゴリー: アメリカ 短期留学体験談