私はAFS短期プログラムでアメリカのメリーランドに三週間行かせていただきました。イタリア、アルゼンチン、中国、ドイツ、サウジアラビア、台湾、トルコの同年代の子たちと非常に深く有意義な体験をさせていただきました。
そして私がこの場を借りてお伝えしたいことは、このプログラムは四つの能力が試され、強化されることです。
まず一つ目、これは基本的な英語力です。このプログラムは英検準2レベル以上という水準が決まっていますが、実際に私が3週間行って思ったのは実際は全く足りません。
私たちは週5回午前中に2コマ授業があり、午後はアクティビティーでした。この授業のレベルが物凄く高かったことが私が渡米して驚いたことの一つでした。授業はリーダーシップやビジネス、ディベートなど全て日本式の受身な授業ではなく実践型の授業でした。ですからビジネスの授業でも実際に自分が新しいビジネスを起業するとして新しいビジネスの内容や目的、対象者、更に予算案まで考え発表するといった場があります。
日本で英語が得意と認識していた私は最初ビジネスの授業をしてることも知らず、先生が説明を終えて実際にビジネスプランを考えるステップに達した時にやっと授業内容がわかったレベルでした。そこで自分の英語力の低さを痛感しました。
アメリカに実際いくのは子供だけで日本人のスタッフの方は一人もいません。そのうえ、80名ほどいる参加者の中で4つにグループ分けされるのですが、私のグループは日本人は2人しかいないという過酷な環境でした。よって自分自身と同じチームの仲間と頑張るしかありませんでした。
ここでもう二つの能力も重要視されました。それは分からないことや辞書を引いてもわからない単語や文章を他国の子に聞けるほどの授業および、このプログラムへの積極性と分からない言葉のオンパレードの中でもへこたれない精神力です。
今思えば凄く懐かしい思い出ですが、渡米して初めの一週間は日本に帰りたくて仕方がありませんでした。でも2週間目からは授業形態になれることができたので、なんとかやっていけました。
最後に!!私が思う、このプログラムに必要な能力は多様性への寛容性です。アメリカで痛感したのは違う国の子たちの時間へのルーズさです。10時集合といっても余裕で一時間遅れてきたりはザラですし、スタッフの方も時間に関してはアバウトでした。このことから、日本人が待たされたりなど苦労することも多かったのですが、そんな体験も留学などといった海外の子と寝食共にし、様々な体験を共有できたからこと知れたことです。
アメリカにいた全ての時間や体験、思ったこと、感じたことが全部自分の一部になっていったことを、とても有意義に感じたし、実際私の視野の広さを広げるきっかけとなりました。この経験をさせてくれた全ての方に感謝の気持ちしかありません。
そしてこれから挑戦しようとしている君に一言
「何度も逃げたくなる時があると思う。そのたびにプログラムが終わった時に自分がどんな風に成長しているのか想像して、それを糧にしてほしい。必ず帰国する頃には君の予想以上の成長を遂げているとおもう。」
読んでいただき有難うございました。
アメリカ・メリーランド派遣 鈴木彩貴
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