カーディフの町に着いた時、古い町並みがとても綺麗で感動したのを覚えています。
私好みの風景で、日本のように時間に追われていない感じを私はすぐに好きになりました。

語学学校では、ロンドンについての授業が一番印象に残りました。
ロンドンは観光地としてとても有名ですが、私は建造物の歴史や人口などの情報については全くと言ってもいいほど知りませんでした。しかし、語学学校でロンドンについて様々なことを教えてもらい、沢山のことを知れて、新しいことの発見もあり興味を持つものばかりでした。

課外活動で行った中で私の一番のお気に入りは、City Centreから電車で少し行ったところにあるCaerphilly Castleです。そこは私の見たことのないお城で、とても美しく、ジブリ作品に出てくるような、どこか落ち着く場所でした。
そこで、チリのAFS派遣生の人と一緒にジャンプをして撮った写真は、私の一生の思い出です。

ホストファミリーの家では夕飯後、ホストブラザーと、チリの派遣生と、他の国から来た留学生と一緒にリビングでゲームをしたり、語り合ったり、ギターを弾いたりした毎日が宝物でした。私の未熟な英語を、親身になって聞いてくれ、間違いがあれば優しく訂正してくれました。
お互いの国の文化や習慣、スポーツ、音楽、教育、言語など、日本ではなかなか話さないことについて沢山話しました。日本語のあいさつも教えました。私は、海外の人が日本に興味を持ってくれたのがとても嬉しかったです。もっと日本のことを知ってほしいと思った瞬間でした。

私は、普段自分を発信していくことに苦手意識がありました。しかし、現地の人やホストファミリー、語学学校の先生方、同じAFSの派遣生として来ていたチリの人は、私の未熟な英語を親身になって聞いてくれて、間違えても”Nice try!”, “It’s OK!”と言って励ましてくれました。そのお蔭で、間違いを恐れず様々なことに積極的に挑戦してみようと思えました。私にとって、とても勇気がいることでしたが、英語が通じた時は嬉しく、自分自身に自信がつきました。
自ら行動に移せるようになったのも、自分に自信がつき、失敗を恐れないようになったからだと思います。苦手だったはずの「自分を発信すること」は、お互いを知ることができる大切なことだと気付き、今では楽しい時間だと思えます。

この二週間で、英語力だけでなく、沢山の知識を得て、様々な経験を経て、自分の中で吸収し、それらをふまえて、異なる価値観をもつ人とコミュニケーションを取ることによって、新たな友情や、信頼関係を築くことができたと思います。

ウェールズ短期プログラム派遣 福﨑 日向子

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