僕は短期派遣生1期生としてインドの首都ニューデリーに1か月ホームステイをしてきました。やはりインドは文化や生活様式が日本とは全く違い、それを味わうので1日も退屈な日はありませんでした。空港に着いた初日、初めてホストファミリーに会ったときは緊張して、しっかりとホストファミリーと会話ができませんでした。しかし、彼らの親切さもあり、すぐに打ち解けることができたので、言語の壁はあまり気にすることはありませんでした。
文化の違い、ということで一番驚いたのは、インドの食生活です。日本では常識的な「一日三食」という概念がないらしく、朝起きたらまず朝ご飯、学校に行き11時頃にlunch break、家に帰ったらまず軽食、6時頃におやつ、そして、8時頃に夕食、といった様に1日に何度も軽い食事を取るのです。
これも、最初はまた食べるの?という感じでしたが、インドの食文化をより体験できるいい機会になりました。
そのインド家庭料理ですが、これもとてもおもしろいものでした。インドというだけあり、かなりの頻度でカレーを食べました。カレーと一口に言っても、インドのカレーには、様々な色のものがあり、味も全く違うので(でも全てかなり辛かったです…)とても刺激的でした。他にも様々な個性的なインド料理がたくさんあり、ホストファミリーと、日本食とインド料理の違いについて毎日話が尽きませんでした。
インドでは、1か月間、現地の学校に通いましたが、休日にはホストファミリーや学校の先生がいろんな観光地へ連れて行ってくれました。例えば日本でも有名なタージマハルにも行きましたが、その歴史の深さや、そこで起こった出来事をホストブラザーから聞きインドの歴史についても1か月間でかなり学びました。
正直時々英語が出てこなくて、うまく会話が成立しない時もありました。ですがそういうことで挫けてしまうと1か月がもったいないと感じ、恥ずかしさなどは捨てて、ひたすら自分の持っているかぎりの英語力でチャレンジし続けました。その方が失敗することもあるけれど、英語力や国際的な知識、興味はつくだろうし、結果的には後悔しない留学にはなるかと思います。そういった積極性もインドで生活しているうちに、自ずと芽生えてきました。
外国で生活をするということがこんなにも刺激的のもので満たされているんだ、とインドに行って初めて気付かされました。向こうの生活をし、学校へ行き、食事を食べることで、本当に日本とは違い、世界は広いということに気付いた気がします。このような機会を作ってくれたafsや現地の学校、そしてホストファミリーに本当に感謝しています。自分の価値観が大きく変わった本当に濃い1か月間でした。