タウン誌の「ホストファミリー募集」を見て興味を持ちました。英語もさほどわからない私たちでもよいのかなと、そして全くのボランティアである事にも驚きましたが、数十年前度胸がなく留学のチャンスを逃した私が異国で数か月間過ごす子供達のお手伝いをしてみようと決めました。

1人目はフィンランドのアントニス。ファミリーチェンジで我が家にきましたが、彼は猫アレルギーだった為、1泊2日でした。

2人目はドミニカ共和国のアレハンドロです。半年の滞在で後半3か月を我が家で過ごしました。
寿司が大好きでよく1人でも食べに行ってました。彼は口数も少なくコミュニケーションをとるのが大変でした。大人しかいない我が家がつまらないのでは?と思ったり食事も好き嫌いがありましたが支部員の方からの励ましや他のファミリーのアドバイスもあり元気に帰国しました。
印象的だったのは札幌に行くことになり私は自由に街を歩かせてあげたく思いましたが、主人が「1人はダメだ」と。その時私達の話をきいていたアレが「ドミニカ共和国の方が危ない」と言った彼の言葉です。学校に通うにも危険なのでタクシーを使うようです。そうなんだ日本はなんて安全な国なんだと感じた言葉でした。

ほっとしている間もなく11月からハンガリーのディアナを預かる事になりました。残りの3か月です。
男の子達とは違い何でも食べたくさんの事に興味を持つ女の子です。来日した時は挨拶しかしゃべれなかったとか。彼女は多くの友達と3つの部活をしていたせいかとてもよくコミュニケーションが取れ何の心配もありません。
クリスマスには一緒に来旭したタイのドーム君をよんでケーキを食べ、お正月には「帯を締めると気持ちが良い」と一日中着物を着てすごし、まるでずっと日本にいて生活していた?と思わせる子です。本当に日本が好きな様です。

この1年間一緒に来た4人の子供達との特別な縁ができたのは、様々な行事に参加させて下さった支部、そしてホストファミリー同志の連携があってこそと思います。
ディアナと話した中に、4人は英語でなんでも話し合っているよね、国は違うけれどその違いを感じ合い、認め合い、話合う事が大切だよね!と。
最後に彼女が「本当の家の様だった」と言ってくれました。私達も気負わず自然体でいられたからだと思います。この1年間私達にとっても貴重で充実した1年でもありました。たくさんの人達との縁(えにし)に結ばれた楽しい時間をありがとうございます。4人には良い縁をたくさんつなげていって欲しいと願います。

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この記事のカテゴリー: ホストファミリー体験談  ハンガリー

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