【はじめに】

竜ケ崎第一高校に通学するブラジルからの留学生たかし君のホストファミリーを6ヶ月間、受け入れました。我が家は、長期のホストファミリーをすることは初めてでした。フルタイムで働き、子供は別の学校に通学していて、3番目の子供は自分の部屋がない位小さい家で、ただ何か新しいことを始めたい、という私の気持ちからホストファミリーをしました。

【困ったこと】

日系4世のたかし君は日本食に慣れていて、和菓子も大好きで 食生活で問題はなかったのですが、彼の個人の好みとして朝食や飲み物をまったく摂らずに登校するスタイルで、朝からよく食べる自分の子供と違い、戸惑いがありました。金銭感覚や深夜型の生活、つまり、今まで慣れている自分の子供と比較して違う点は気になりました。
また、3人いる子供が積極的にたかし君と関わったり、会話が弾むということもなく、自分の子供のコミュニケーション力のなさが目につき、イライラすることもあったのは正直なところです。

【助けになったこと】

そんななか私の支えとなったのは、意外にも一番ホストファミリー受入れに反対していた夫でした。そもそも理想や熱意なくホストになっているので、期待や理想とのギャップというものもなく、あれこれ考える私に俯瞰して「子どもなんてそんなもんだ」と言ってくれ、なんだか案外落ち着きました。

【よかったこと】

なかなか訪れる機会がない南米ですが、たかし君からブラジルを初め、周辺の国の様子を聞け、興味が広がりました。
たかし君はアニメが好きで、特にワンピースが一番好きということでした。我が家の子どももアニメは好きでも、ワンピースはあまり見ていなかったのですが、これを機に一緒にUSJへ行ったりして今まで気に留めていなかった分野を家族で知れてよかったです。

【さいごに】

慣れた親とは違う感覚をもった家庭に入る留学生も大変だっただろう・・・と思います。たかし君も気を遣って、母の日や家族の誕生日にはプレゼントでもてなしてくれました。
言葉の違いや風習の違いよりも、他人の家で生活するということは大変で、それでも彼なりに気を配って生活していたはずです。
彼の人生に良き思い出が残っていればと、幸せを願っています。

茨城つくば支部 高橋さんファミリー


この記事のカテゴリー: ホストファミリー体験談  ブラジル

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