ウィーンから来たちょっとはにかみ屋さんのフランス人形のような女の子。
エミリアの第一印像です。

hf_story49_01

当初は、日本語がほとんどわからず、他の留学生ともあまりなじめず、学校に行けば電子書籍を読んでいて周囲を寄せつけない雰囲気を醸し出していたようです。
しばらくして徐々に日本語が出てくるようになると、それにともなってエミリアの表情もぐっと明るくなってきました。
言葉によって自分の感情や意思を伝えることができるようになったことで、彼女本来の姿を取り戻せたようです。

アニメが大好きで、清水で行われるコスプレ大会には、二日続けて通っていました。また中古ゲームソフト(特にピカチュウ好き)を安いと言って喜んで購入していました。
お正月には、伏見稲荷とユニバーサルスタジオに行きました。特にハリーポッターはお気に入りで、杖やお菓子を買うのにも真剣そのものでした。

hf_story49_02

私は、エミリアをしっかりサポートできたか自信がありませんが、まだ帰りたくないという彼女の言葉に嘘がないなら、ホストファミリーとして少しは役に立てたかなと思います。

静岡支部のボランティアの方々の多大なるご協力によりここまでくることができました。本当に感謝しています。
最後にAFS に携わった世界中の学生が、世界の平和のために貢献してくれることを願っています。

2015年にオーストリア留学生エミリアさんを受け入れ
Oさんファミリー(静岡)


この記事のカテゴリー: ホストファミリー体験談