「アジア高校生架け橋プロジェクト+」は、アジアとG7メンバー国からの高校生と日本の高校生との交流を深めることなどを目的とした文部科学省補助事業です。2018から2022年度に実施された文部科学省補助事業「アジア高校生架け橋プロジェクト」に続き、AFS日本協会が実施しています。
2024年度は、25か国・地域より100名の“架け橋生”が来日し、ホームステイや寮生活をしながら日本の高校生と共に学び合いました(事業実施期間:8月22日から12月17日)。
2024年度の架け橋生を受け入れてくださった高校は、全国各地に80校もあります。AFSは日本の高校生と架け橋生の間でさらに豊かな交流が育まれることを目指し、受入校の教職員を対象とした「振り返り会」を実施しました。
2025年3月にオンラインで開催された「振り返り会」には、全国各地から多くの先生方が参加してくださり、架け橋生を受け入れたことによる変化を共有し、今後の課題について話し合いました。
AFSは、留学生を受け入れることも多くの学びをもたらす体験であると考えています。
実際、架け橋生を受け入れた高校を対象とした調査で、架け橋生を受け入れたことにより「留学生の出身国に対する理解・関心向上」や「語学習得に対する意欲の変化」や「日本文化・アイデンティティに関する在校生の認識が深まった」などの変化のあったことが分かっています(アジア高校生架け橋プロジェクト最終報告書:2018~2022 【PDF / 45.3MB】)。
今回の振り返り会では、留学生の受け入れを円滑に進めていくためには、学校の現状に応じたサポート体制の構築や、教職員同士で情報や意見を交換できるような場を設けることが必要ではないか、といった具体的な取り組みも提案されました。
AFSは、知識と思いやりをもち、良識的に判断・行動することによって、より公正・公平、平和で持続可能な世界を築く人々(アクティブ・グローバル・シチズン)が増えるよう、あらゆる人を対象に「体験」「学習」「実践」の機会を提供しています。今後も、さらに多くの人に活動に加わっていただき、共によりよい世界を築いていけるよう、努力を続けていきます。
学校での受入、生徒のサポートにご関心のある方は、AFS日本協会までお問い合わせください。
◆アジア高校生架け橋プロジェクト+
「アジア高校生架け橋プロジェクト+」はアジア諸国を中心に日本語を学ぶ優秀な高校生を日本全国の高校に招聘し、ホームステイや寮生活をしながら日本の高校生と共に学び合い、国際交流を深めることで、日本の高校生の留学意欲や国際的素養の向上、日本とアジアの高校ネットワークの構築、互いの国に精通したリーダー、架け橋となる人材の育成に資する取り組みです。AFS日本協会は公募により実施団体となり、2023年から本事業を実施しています。
文部科学省補助事業 アジア高校生架け橋プロジェクト+
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