2024年9月9日(月)、公益財団法人AFS日本協会(以下、AFS)と三菱商事株式会社(以下、三菱商事)は、2025年中に出発を予定している「三菱商事高校生海外留学奨学金」受給生を対象に壮行会を開催しました。

「三菱商事高校生海外留学奨学金」は、三菱商事が、AFSで留学する生徒のプログラム参加費全額を支援する奨学金で、同社の社会貢献活動のうち「次世代の育成・自立」の一環として実施されています。第6期となる今回は70名の受給が決定しました。

壮行会は、本奨学金を得て留学し、帰国したOBOGが企画運営・司会進行を務めました。冒頭、奨学金第1期生が帰国生を代表して登壇し「海外はもちろん日本でも新しいことに挑戦する機会はあふれている。自身も大学に入り、新しいことをはじめ、楽しんでいる。日々の意識を変えるだけで世界は広がるので、心をオープンに、いろんなチャレンジをしてほしい」と後輩たちにメッセージを送りました。

続いて三菱商事からは「世界に目を向けると、今このときも紛争が起きている地域があります。混乱や分断がある世界を生きていくためには、不確実性に対応する感性を磨き、意識を鍛えることが必要です。これから世界に飛び出すみなさんも海外では様々な困難に直面する場面があると思いますが、日々の学びを糧に、一回り大きくなって帰ってきてください」とエールが送られました。

続いては第6期生による決意表明として、代表3名がスピーチを行いました。
小学生時代に平和大使の活動に参加して以来平和への関心を持ち続け、世界平和を真面目に夢見る人が増えればきっと実現できるとユニークな語り口で語ってくれた生徒、自身は楽観的な性格であるが目の前の事象に対して「なぜだろう?」という問いかけができないことはときに短所にもなりうる、留学中は意識をもって生活したいと語ってくれた生徒、気候変動について自身の世代がどのように向き合うべきかに関心をもっていたが、3日間のオリエンテーションを通して出会いこそが宝だと確信したとフレッシュな言葉を紡いでくれた生徒、三者三様のスピーチに会場にいる全員が聞き入りました。

後半は「出発までにこれを意識して行おう!私たちが決めた“アクション”」をテーマに、6つのグループに分かれてワークを行いました。OBOGがそれぞれのグループにリーダーとして入り自身の体験を話しつつ、メンバーみんなで意見を出し合い、約15分間と短い時間ながら意見をまとめて発表してくれました。

AFSと三菱商事は、奨学生の皆さんが仲間や先輩の存在に支えられながら、留学とその準備に向けて充実した時間を過ごし、大きく成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています。

●AFS年間派遣プログラム×「三菱商事高校生海外留学奨学金」

「三菱商事高校生海外留学奨学金」は、高校生に異文化学習の機会を提供するAFSの年間派遣プログラムへの参加機会を経済的に支援する奨学金です。三菱商事の社会貢献事業のうち「次世代の育成・自立」の一環として実施されています。より多くの生徒がAFSの年間派遣プログラムに参加できるよう参加費を全額給付し、経済的な理由で留学に踏み切れなかった生徒を応援しています。2025年派遣の第6期生を含め、計262名の高校生の海外留学を支援しています。
最新の募集情報は、AFS WEBサイト 年間派遣プログラムよりご確認ください。


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