AFSプログラムを支えるボランティア活動の中で、全国の現場で活躍しているのがLPの皆さんです。LPとは、Liaison Person=繋ぐ人という意味です。
LPはプログラム期間中を通して特定の留学生、ホストファミリー、ホストスクールを担当し、情報を伝えたり、相談に応じたり、話し合いの場を設けるなどして、参加者が異文化理解を深めるための重要な役割を担っています。

LPの活動をサポートする体制として、AFSは定期的に研修を実施したり(LP研修、異文化理解研修サポートケース検討会)、ハンドブックを提供したり、情報をまとめたメールを発信したりしています。昨年度から、LPを支援するボランティアチームの発案で、新たに「全国LP会」という取り組みがスタートしました。本会は活動の悩みや疑問を分かち合える仲間との交流や、自身の活動を振り返っていただくことに重点が置かれています。

2024年度は7月20日(土)に第2回がオンラインで開催され、全国から29名が参加しました。今回は「留学生との信頼関係の作り方」や「日本語学習の支援」など4つのテーマが設定され、参加者はそれぞれ希望するテーマのグループに参加しました。

参加者からは、
・異文化の中で信頼関係を築くことは、留学生にとっても、LPにとっても、大切な経験だと思いました。
・参加すると、いつも新しい発見があります。
・ボランティアにも多様な考え方がある。同じように現場で活動している方と悩みを分かち合うことができて、とても参考になりました。
・高校生という多感な時期であることに加え、文化の違い、ジェネレーションギャップ、SNSを使ったコミュニケーションの違いなど、多くの違いがあります。それらに丁寧に対処していくことが大事なのだと感じました。
・1人の人間の成長に関わりをもつ重大さを感じました。
といった感想が聞かれました。

AFSは今後も、定期的に全国LP会を開催していく予定です。

留学生の受け入れを通して、教育や異文化理解、よりよい社会をつくる次世代の育成について考えてみたいという方は、ぜひ活動にご参加ください。日本協会には全国に約60の支部があり、現在1500名以上がボランティア登録しています。

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