2024年6月6日、AFS友の会は、1994年 AFS41期生タイ派遣生で現在はWHO世界保健機構にお勤めの窪田祥吾氏をお迎えし「タイトルをつけない人生」と題してお話しいただきました。
窪田さんを一言でいうと稀有な方、です。
私は窪田さんとは41期冬組の同期でキャンプ等も同じだったのですが最も記憶に残っている方と言っても過言ではありません。
今回コンテンポラリーダンスの話がありましたが、当時から身体能力は抜群でバク転を披露し「タイで出家してくる!」と宣言されていたことを鮮明に覚えています(私の記憶の中では正にバク転しながら発信していた印象)。記憶違いならごめんなさい。
それからも、物理や哲学に興味を持ったので医師になる前に勉強をしてくると宣言しお話にあった経緯を経て宗教を学んでこられたり、彼には一体幾つの秘密のポケットがあるのだろうと思わされるような様々な経験・実績を重ねてこられます。
そしていつだったかの年賀状に「医療をもって世界に羽ばたく時が来た」との言葉があり(鳥肌もの)、医師として世界へ向かわれます。
そこからの活躍はお話の通りなのですが、宗教学等の人類学で培った武器を以って人の命を救っているところがいかにも窪田さんらしいなぁと私も目を輝かせながらお話に聴き入りました。
少しでも興味を持たれた方は動画をぜひご覧ください。そしていつか彼に直接会ってみて欲しいと思います。きっとその自然体な魅力から逃れられなくなるでしょう。そうです、彼は根がとても優しい人でもあるのです。
私は高校時代に家族に「祥吾は大物になる」と予言しましたが、きっとあの場にいた誰もがそう思ったであろうと思います。窪田さんはそういう方です。
私も自身の留学生としてのAFS体験を宝物として持っていますが、留学する前からAFS体験は始まっています。
同期に窪田さんがいることは私たちの誇りです。
窪田さんの次のステージ(絵画アーティスト?!)が楽しみでなりません。
大川(森)麻紗子(41期生ニュージーランド派遣)
窪田祥吾氏プロフィール
AFS41期生(’94-’95)としてタイに留学中に出家生活を送り、米国Wesleyan大学宗教学部(仏教人類学)卒業後、金沢大学医学部に編入学し、2006年に卒業。
その後、日本の病院で小児科医として働きながら、難民キャンプや災害後医療支援などの人道支援活動に従事。2010年よりJICA(国際協力機構)の専門家としてラオスに駐在し、2016年よりWHO(世界保健機関)ラオス国事務所に母子保健担当医官として勤務。2023年からはフィリピン共和国でWHO西太平洋地域事務局に勤められています。
専門分野は母子保健、感染対策、医療の質向上、地方自治体・コミュニティ連携による健康増進。
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