2024年3月、AFS日本協会は、アフリカ各国・地域より来日する年間・短期プログラム留学生の参加費の援助を目的とした「AFSアフリカ奨学金」(AFS Japan Scholarship for Africa)を新たに設立しました。AFS日本協会は本奨学金を通してアフリカとの草の根の交流をこれまで以上に活性化し、より公正で平和な世界の実現に必要な知識、能力、理解力を多くの人びとが身につけるため、さまざまな異文化と接する機会を提供するというAFSの目的をさらに追求していきます。

2024年4月現在、アフリカには、エジプト、チュニジア、ガーナ、ケニア、南アフリカにAFS組織があり、AFSミッションの普及に努めています。「AFSアフリカ奨学金」は、アフリカ各国・地域においてAFS生として相応しい資質をもちながら、AFSプログラム参加費の負担が困難な高校生に対して支給します。対象国は年度ごとに決まります。

これまで、AFS日本協会は、年間プログラムでガーナから8名、南アフリカから3名、短期プログラムでガーナから4名の高校生を受け入れました。派遣プログラムでは、セメスタープログラム(18才以上プログラム)で2名、短期プログラムで1名をエジプトに派遣しています。特に、ガーナからの受入には、AFS派遣生で元・ガーナ大使夫人の二階氏がご尽力くださり、個人篤志家とガーナにゆかりのある企業からのご支援をいただいてまいりました。

今後、アフリカ地域は世界における人口の割合が大きくなると予測されています。AFS日本協会はAFSの活動目的に鑑み、より多くの方とともにアフリカ各国・地域との交流を促進してまいりたいと考えています。AFS日本協会は、高校生の交換留学事業を通じて相互理解と世界平和に寄与する人材の育成を目指す本奨学金の趣旨に賛同いただける方からのご寄付をお待ちしております。多くの皆さまのご賛同、ご協力をお願い申し上げます。

お申込み方法  ~AFSの活動または奨学金にご寄付いただく方法をご案内します~

「AFSアフリカ奨学金」へのご寄付に関するお問い合わせは、広報募金室 <[email protected]> までご連絡ください。


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