11月1日~11日、日本の中高生が中国・上海を訪れ、現地の同世代と交流しながら言語と文化を学びました。本プログラムは、AFS中国がプログラム関係費の一部を提供する奨学金プログラムとして企画され、2名の引率者のもと、17名の中高生が参加しました。

出発前日の10月31日、本プログラムを後援くださった在日中国大使館教育処(東京・江東区)を表敬し、同場所で出発前オリエンテーションも行いました。
異文化理解のためのアクティビティなどを行ったことで、参加者からは「渡航後はより偏見なしに、現地の生活を見ることができた」と言った声や、「中国語の使えるフレーズをいくつか教えてもらえて役立った」といった声が聞かれました。

現地では上海外国語大学附属外国語学校の寮に滞在し、中国語の授業を受けたり、現地の生徒とお互いの文化紹介のプレゼンテーションを行ったりました。

週末には蘇州と常州を訪れましたが、ここでは上海でサポートしてくださった方々とは別に、現地の国際交流協会や外国語学校の方々が様々な企画を用意してくださり、生徒たちは観光と交流を楽しみました。

このほか、ホームステイで現地のご家庭に滞在したり、大学を訪問したりしました。

今回のプログラムでは、滞在した学校でも、週末に訪れた蘇州と常州でも、大学でも、生徒一人につき一人ずつ、現地の学生をペアとしてつけてくださり、一人ひとりとしっかりコミュニケーションがとれる体制で、温かく迎えていただきました。

帰国後のアンケートからは「ご飯が食べきれないほど出てくるが、食べ物を残さず食べようという意識はいったん捨てていいかも」など、日常的な文化の違いを目の当たりにしつつ、自分とは異なる考えや意見を受け入れようとする様子や、「視野が今まで以上に広がり、アジア圏の留学に関心を持った」「同じ年代の中国人にとても刺激をもらった、中国への関心が高まった」など、中国やアジアに向けて関心を高めた様子がうかがえました。

11日間と短い期間ではありましたが、異文化理解の第一歩として、この経験を今後にも活かしてもらえたらと思います。


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