2020年6月より、新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大を受けて開始した「One AFS緊急募金」は、WHO=世界保健機関により緊急事態宣言が終了されたことと、異文化交流事業が回復傾向にあることを受け、2023年6月を持ちまして新規寄付の受付を終了いたしました。この間、異文化体験の意義を次世代につなごうと多くの方々がお心を寄せてくださいました。皆さまのあたたかいご支援に、改めて深く感謝申し上げます。

AFSは、「より公正で平和な世界の実現に必要な知識、能力、理解力を多くの人びとが身につけるため、さまざまな異文化と接する機会を提供する」ことを目的として、世界各地で異文化交流活動を続けてまいりました。

2020年3月には進行中のプログラムを全世界で中止したことにより、AFSの交流活動は大きく影響を受けることになりましたが、2023年現在、グローバルなAFSの活動は、多少姿を変えつつも、回復に向けて大きく前進しています。

この間、日本におけるAFSの登録ボランティア数は、うれしいことに約100人も増えました。新たな活動拠点が誕生した地域もあります。

これからも、AFSは高校生の交換留学事業を柱として、そこに関わる人々の学びをサポートしてまいります。多くの方々の継続的なご支援に心から感謝しつつ、これからもより多くの皆さまとと共に、異文化理解の旅をつづけてまいりたいと願っています。

公益財団法人AFS日本協会
理事・事務局長 河野淳子


募金期間:2020 年6月1日~ 2023年5月31日
支援者:のべ1286人
寄付金総額:54,871,562円


緊急寄付は、異文化学習の機会を提供しつづけるために活用させていただきました

  • プログラムを安全に実施するための情報収集、調査、リスク分析
  • AFS活動を支えるボランティア組織への研修プログラムの企画、実施
  • 安全に生徒を受け入れるための衛生用品、検査器材の購入
  • 受入生来日後の自主待機期間(2週間)の施設宿泊費補助
  • オンラインによる異文化交流機会の創出(オンライン交流会、オンライン異文化交流セッション)
  • 時代に即した異文化学習プログラムの開発(Global YouAdventurer, Global Up Teen / Home)

(主な関連記事)
2020年6月 COVID-19に対するAFSの対応
2020年9月 異文化交流活動を絶やさないための取り組み(事務局長からのメッセージ)
2020年12月 来日生、オリエンテーションを経て各地で留学生活をスタート
2022年3月 異文化共生スキルをオンラインで学べる 「Global Up Teen」学校向けに提供開始

事業の回復状況は、AFSからのお知らせ年次報告書でご確認いただけます。


継続支援のお願い

継続的で安定した支援はAFSの組織基盤を真に支え、新しい事業を後押しする力になります。今後はAFS活動支援寄付で、月々一定額の寄付で、AFSへの力強い後押しをお願いできますと幸いです。多くの皆さまの継続支援を心よりお願い申し上げます。


 

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