5月27日。
海のない長野県は2,000~3,000m級の高い山々に囲まれていて、登山はこの時期、支部の恒例の行事です。北八ヶ岳(北横岳)は標高2,480mの山ですが、今年はアメリカ、タイ、スイス、イタリアからの留学生と、ホストファミリーの皆さんや支部のボランティアの有志が集まりました。全部で12名の国際登山パーティーです。
まずはロープウェイで2200m付近まで登ります。ロープウェイの窓から蓼科山や縞枯山を興味深く見渡して、気持ちも段々と高まってきます。長野県に住んでいる人にしてみれば、山の風景は日常の一部ですが、山のない国から来ている生徒もいるし、山登りは初めて、という生徒もいます。

ロープウェイ内で笑顔のスイス生、イタリア生
山頂駅展望テラスで南アルプスをバックにパチリ!
4人の留学生とホストシスターでニッコリ
エイエイオー! 元気一杯出発します

山頂駅は5月の終わりとはいえ、じっとしていると肌寒く、早く行動を開始しよう! とまずは冷えた溶岩が作った「坪庭」を進みます。坪庭の遊歩道の途中からいよいよ登山道に入ります。頂上までは90分。そんなに険しい登山道ではないですが、それでも最初の40分ほどはしんどい山道です。遅れる人を待ってあげたり、疲れた生徒の荷物を代わりに持ってあげたり、皆で励まし合う姿がありました。

坪庭の遊歩道で大きなハートを作る生徒たち
休憩時に差し入れのケーキやエナジーゼリーでリフレッシュ

途中、2度の休憩を挟み、11時半無事に全員登頂! 南アルプス、御嶽山、北アルプス槍ヶ岳、浅間山、360度のパノラマビューを楽しみ、何度も写真を撮り、達成感に満ちた瞬間でした。

アメリカ生は大の仲良しのホストシスターと登頂!

翌週が台風の襲撃があったことを考えると、梅雨入り前のギリギリのタイミングで登山ができたことは本当に幸運でした。山を登ったことで、同じ1日を過ごしたことで、生徒同士、ホストファミリー、ボランティアとも仲が深まったように思います。こうして、共に過ごす時間を重ねて、日本の人たちとの絆、留学生同士の絆が深まることを願います。

コロナ禍で2年ぶりの登山ができました。全員の笑顔が眩しい!

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