11月23日。イタリアからの帰国生が留学生交流会を一から企画して会場のワークラボ八ヶ岳と共催で開催しました。言葉を学んでも、共通の話題がないと、なかなか親しくなれなかった自身の留学の経験から、日本にいるAFS留学生も同じ思いをしているのでは、と考えたのと、ホストスクール以外の中高生と留学生が親しくなる機会を作れないか、と考え、この交流会を企画しました。

茅野駅前のワークラボ八ヶ岳さんと共催で行いました。
今回の企画をしてくれたイタリア帰国生

当日はAFS留学生が7名、日本人の中高生が7名の14名の参加者。クイズやゲームを通して「語らう」ことで日本人の生徒たちと留学生たちが身近な存在になるように、と随所に工夫がありました。
例えば、最初の自己紹介も自己紹介+なんらかのポーズを披露するのですが、自分の前の人たちの名前とポーズを披露して、それに自分の自己紹介とポーズを足していく、というやり方です。留学生も日本人中高生も最初は恥ずかしそうな生徒もいましたが、やってみると一気に親近感が湧いてきたようです。

自己紹介は一人一人ポーズをつけてそれをリレーする形式。前の人のポーズを忠実にマネするトルコ生

ドラえもんの絵を見た後にそれと同じように描くお絵描きごっこは、それぞれ覚えているデテールが異なり、相談しながら描いていました。また、スクリーンに映し出されるクイズなど、チーム対抗で行い、生徒たちがどんどん盛り上がるのがわかりました。ちょうどサッカーのW杯が始まったところで、ヨーロッパの強豪クラブチームのクイズなどは、サッカーが大好きなガーナ生が解説すると、やはりサッカー好きな男子たちがウンウン、と頷く様や、各国の名所旧跡を当てるクイズでは、スペイン生が誇らしげにバルセロナのサクラダファミリア教会を説明してくれました。

各国の名所。スペイン生がバルセロナのサクラダファミリア教会について説明してくれます
W杯が始まったのでサッカーのクイズも。ガーナ生が興奮して解説してくれました

打ち解けたところでダンスタイム♫ 楽しそうに身体を揺らす生徒、端っこでちょっとまだ恥ずかしそうにしている生徒、生徒同士手をとってリズミカルに踊る生徒。打ち解け方はそれぞれのペースでしたが、身体を動かすのは心地よかったようです。

ダンス! ダンス! ダンス!

会場になったベルビア内の駄菓子屋さんで日本独特の駄菓子を興味深そうに見入る留学生たち。アメリカ生の自国紹介でアメリカのカフェテリアの「昼食」に日本の給食とはまた違う食事内容に驚く日本人生徒たち。アメリカ生もまだ日本語がたどたどしい中、大きな声で頑張りました!

アメリカの学校のランチ「野菜は缶詰の野菜でちょっと美味しくない」そう

BGMには日本以外の国で流行っている曲も流して、会話は英語でも日本語でもそれ以外の言語でもOKとして、参加者はのびのび異文化に触れていました。イマドキの日本の中高生がどんなものに興味があって、それは留学生たちの興味と一緒?違う? 生きた交流が最後まで続き、会が終わる頃にはとても仲良しに。外は強い雨が降っていましたが、最後は諏訪神社詣でに行き、その後解散となりました。

ジェスチャーで送る伝言ゲーム。ん??勘違いしてないかい??

長野南信支部には学生ボランティアはいませんが、こうやって帰国した直後の生徒が(しかもたった1人で!)支部イベントを企画実践してくれたことに感謝です。

参加者全員で記念写真。みんないい笑顔!

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