この記事は、2021年2月に実施された、アジア高校生架け橋プロジェクト「高校生記者交流プログラム」参加生徒が執筆しました。
留学をしてこその学び
高校名: 九里学園高等学校
高校生記者名: 齋藤千紘 長谷川玲 一学年
留学生名・出身国: Amanda Zanuba Khafsoh(愛称:アマンダ) 出身国:インドネシア
インドネシアの留学生から見た日本。私達のインタビューでは、インドネシアと日本を並べた形式で、お伝えします。皆さんは日本の特徴とは、どのようなことを思い浮かべますか。その思い浮かべたことと、留学生から見た日本は、さて何があるのでしょうか。
留学生の紹介
11月から日本へ留学しているAmanda Zanuba Khafsoh。彼女は優しい人柄であり、努力家です。インドネシアにあるSMAN 1 Sumedangの高校3年生。将来の夢は、農業家。AKB48等の日本のアイドルを好んでいます。中学3年生の頃、留学したいと考え、高校1年生から日本語を学び始めました。
インドネシアの学校
アマンダさんが通う学校は、曜日ごとに制服が変わる為、全部で5着持っています。制服に関して「間違えた時があった」と言い、その点日本では「曜日が変わっても制服は変わらないから安心」とほっとしていました。また、学校は午前7時から始まります。お昼はカフェテリアがある為、おにぎり等が販売しているようです。年間を通して、6月と12月にテストがあります。高校入試は、英語・インドネシア語 (国語)・数学・理科(または社会)の4教科を行います。
日本について
日本の第一印象は、技術が優れている国でそこに住む日本人は、恥ずかしがり屋だと思っていました。私達の学校に来て、「九里学園の生徒は、恥ずかしがり屋でない人達だね」と本校の印象を話してくれました。日本について「日本は施設が良い、規律、組織がある」と評価されました。そして、街の環境が綺麗と言い、インドネシアはプラスチックや缶等が捨てられているようです。私の意見として、環境は治安ということに繋がっていると思います。そのため、その日本の良さを伝えてくれることで、少しでも改善されるのではないでしょうか。日本は技術以外にも食等の面で、話をしてくれました。好きな食べ物は唐揚げ、焼き鳥、メロンパン。抵抗のある食べ物はグリンピースと納豆。
日本へ来航して
日本に来て、熱帯性気候であるインドネシアと比べて、日本の寒い冬の気候に驚いていました。語学は以前よりも日本語が上達し、喜びを感じています。日本語は「漢字が難しい」とのこと。学校生活では、漢字の勉強を熱心に取り組んでいる様子が見られます。愉快に生活を送っているため「楽しい」という日本語が好きだと言い、インタビューを行った際も気持ちが、伝わってきました。留学中、学校内で行われた「雪灯籠祭り」の準備が、特に楽しかったと語り、初めて触れる雪の感触を思う存分味わったことでしょう。
現代について
アマンダさんにとっての留学は、「多くの人達に会い、友達ができることが良い」とおっしゃりました。そのように実感できるのは、実現可能な社会に進んでいっているからだと私は思います。アマンダさんは「現代の近代化は急速に成長しており、世界は近代的」と思考しています。
取材記者コメント:
齋藤千紘
活動を通して、改めて日本について学んだ。そして、インドネシアの知識をさらに増やしたい気持ちが、インタビューをしていて実感した。これから、国を知るだけではなく文化等も勉強したいと思う。その経験を将来に繋げていきたい。この活動があったからこそ、この経験を生み出せた。
長谷川玲
私は、取材をする前に、その相手の方と住んでいる国が違うため、完全に考え方も変わってくるものだと思っていたのですが、気候や宗教上の違いはあるものの、趣味であったりと共感できるものが多くあったので驚きました。
この記事のカテゴリー: AFS活動レポート
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