この記事は、2021年2月に実施された、アジア高校生架け橋プロジェクト「高校生記者交流プログラム」参加生徒が執筆しました。


明るい彼の真面目な一面

高校名: 八戸聖ウルスラ学院高校
高校生記者名: 工藤美陽・2年
留学生名・出身国: サイファコン・トンソンバット/サイ君/ラオス

「ラオスとは違う先進国の文化や社会を自分の目でみたい」。そう語るサイ君は、普段と違って大人びて見えました。
サイ君は、日本での暮らしについて、「忙しすぎて寝る時間が少ないよ。高校生は毎日テストだね」と話し、留学当初は、日本のペースについていけずに疲れてしまったと話してくれました。
今ではクラスメイトとふざけ合い、変な事を言っては「うそだよ。冗談!」といたずらっぽい笑顔をみせていますが、来日当初は、不安が大きかったと言います。ラオスの先輩から「日本人はシャイだ」と聞き、コミュニケーションが取れるか心配だったようです。しかし、「クラスのみんながフレンドリーで緊張もすぐに解けた」と話してくれました。不安も吹き飛び、「学校楽しい!」と身を乗り出して話してくれるサイ君は、「思い出がたくさんある八戸にまた来たい」と即答してくれました。サイ君との別れではなく、すぐに訪れそうな再会の時を楽しみにしています。〔取材:工藤美陽〕

記者コメント: サイ君と面と向かってしっかり話したのは、今回の取材が初めてでした。教室であいさつを交わすだけでは分からなかった彼の一面が発見できたことがとてもうれしかったと同時に、もっと早く色々な話をすればよかったと感じました。帰国するまでにもっとサイ君との交流を大切にしたいです。

あいさつの架け橋

高校名: 八戸聖ウルスラ学院高校
高校生記者名: 木南玲奈・2年
留学生名・出身国: サイファコン・トンソンバット/サイ君/ラオス

「バイバーイ、またねー」。毎日笑顔で声をかけてくれるサイ君。この明るい挨拶は、日本の生活から影響を受けたものだそうです。
「世界中の国に行って、文化や社会をみてみたい」。そう考えて留学に挑戦したサイ君は、日本の礼儀正しさに惹かれています。「ラオスは、友達とすれ違っても笑いあうだけ。日本は、皆おはようってするからすごいね」と話し、彼自身も実践するようになったそうです。日本人にとって当たり前の光景ですが、挨拶しあう日常から温かみを感じていました。また、青森県の雪にも新鮮に驚き、喜んでいます。スノーボードに挑戦した動画を見せてくれましたが、初めてとは思えない上手さでした。取材をしているうちにラオスの生活にも関心を持ち、「遊びに行きたい」と話してみると、「来て!でも車で(首都から)12時間かかるよ」と笑っています。今まで知らなかったラオスが架け橋のサイ君のおかげでとても身近に感じるようになりました。〔取材:木南玲奈〕

記者コメント: 取材を通して、サイ君の知らない一面を知ることができてよかったです。
お互い言いたいことが伝わりづらいことがあっても、簡単な英語やジェスチャーでコミュニケーションをとり、楽しい雰囲気で取材ができました。


この記事のカテゴリー: AFS活動レポート

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